「うるう秒」 結論は先送りに 1月20日 8時34分 標準時刻と地球の自転に合わせた時刻との間で生じる僅かなずれを調整するための「うるう秒」を巡って、スイスのジュネーブで開かれたITU=国際電気通信連合の総会では、廃止すべきだという勧告案が出されましたが、反対意見も強く、結論は先送りになりました。 現在の標準時刻は、時間を極めて正確に測る原子時計を基に決められていますが、不規則な地球の自転に基づく時刻との間では僅かなずれが生じてしまいます。このずれが0.9秒以内になるよう調整を行うために40年前に導入されたのが「うるう秒」で、最近も2009年1月1日に1秒分が時刻に加えられました。こうしたなか、スイス・ジュネーブで19日開かれたITU=国際電気通信連合の総会では、情報化社会の中では、より高精度な時刻が求められるとして「うるう秒」を廃止し、時刻は原子時計によってのみ決められるべきだという勧告