19日午後2時40分ごろから、小山町と御殿場市深沢で最大約4千世帯が停電した。停電は神奈川県から静岡県にかけ広い範囲で発生し、約3時間後に全て復旧した。 御殿場署によると、小山町内の7カ所の交差点で、警察官が手信号で交通整理に当たった。停電に起因する渋滞や事故はなかった。小山町によると、町役場各課への直通電話がつながらなくなったという。 東京電力や神奈川県警によると、神奈川県山北町の鉄塔で30代の男性作業員がワイヤの点検作業をしていたところ、ワイヤが切れて送電線に絡まったのが原因とみられる。作業員は一時宙づりになったが、けがはなかった。 ■運転見合わせ 1300人に影響 JR御殿場線 神奈川県内や小山町、御殿場市などで発生した東京電力の広域停電の影響で、JR御殿場線は19日午後4時40分ごろから、国府津―御殿場駅間の上下線で約1時間40分運転を見合わせた。 JR東海静岡支社によると、上下計
大雪による被害が拡大する中、御殿場市が15日午前に陸上自衛隊の災害派遣を要請するよう県に打診したにもかかわらず、県東部危機管理局が「派遣の要件に該当しない」と難色を示していたことがわかった。その結果、御殿場市への派遣要請は見送られ、市内の主要道路については民間の協力も得て、ようやく16日に除雪が終わったが、生活道路の多くはまだ手つかずだ。市民からは「記録的な大雪で、柔軟に対応してほしかった」など疑問の声が上がっている。 御殿場市では15日午前9時の時点で県内最大となる85センチの積雪を記録。主要道路は雪で通行できず「積もった雪でドアが開かず、家から出られない市民もいた」(市危機管理室)という。 自衛隊への災害派遣は市町の依頼を受けて知事が要請するため、市は同日午前中、事前に県東部危機管理局に打診した。 県東部危機管理局によると、御殿場市から相談を受けた同局の当番職員は、県庁本庁の担当部署と
富士山東麓の地下に長さ約30キロ・メートルの活断層がある可能性が高いことが、東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授(構造地質学)らによる調査でわかった。 この断層が動けばマグニチュード7級の地震を起こす恐れがあり、山の一部が崩れる「山体崩壊」の引き金となる可能性も否定できないという。千葉市で20日から始まる日本地球惑星科学連合大会で発表する。 活断層が見つかったのは、富士山東麓の静岡県御殿場市付近。陸側のプレート(地球を覆う岩板)に、伊豆半島を乗せたフィリピン海プレートが南側からぶつかる境界とみられる場所で、これまでに確認された活断層「神縄・国府津―松田断層帯」の西側に続いている。 地面を震動させて地下構造を調べた結果、長さは北東―南西に約30キロ・メートルで、断層の両側から押し合う力が働く「逆断層」タイプ。富士山頂の方向に深くなっており、山頂直下では深さ十数キロ・メートルに達しているとみられ
富士山御殿場口の「大砂走り下山道」で、大規模な崩落が起きたことが26日までの御殿場市の調査で分かった。市はロープを設置するなどの応急措置を施した上で夏の登下山道開通までに対応策を検討する。 崩落現場は、新5合目(1440メートル)と次郎坊(約1900メートル)の間の2カ所。新5合目寄りの箇所は深さ最大1・4メートルのひび割れ。次郎坊寄りの箇所は深さ約5メートル、幅22メートル、長さ50メートルに及び、大砂走り下山道で近年できた崩落では最大規模とみられる。道沿いに設置されたくいやロープも倒壊していた。御殿場署山岳遭難救助隊が訓練中に発見した。 関係者によると、4月の「爆弾低気圧」による豪雨や雪解け水で砂れきが流された可能性があるという。 富士山の登下山道は現在、閉鎖されているが、県内3登山口の5合目(新5合目)までが27日に通行可能になる。 登山客が周辺のハイキングコースから誤って進
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