噴煙を上げるインドネシアのシナブン山(2016年2月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/ALBERT DAMANIK 【AFP=時事】インドネシアの災害当局者は22日、21日に発生した同国西部スマトラ(Sumatra)島のシナブン山(Mount Sinabung)の大規模な噴火による死者が6人になったと発表した。3人が重体となっているほか、高温の火山灰にのみ込まれた人が他にもいる可能性があるという。 災害当局の報道官は、「噴火で発生した高温の雲に9人がさらされ、6人が死亡、3人が重度のやけどを負い重体」だと明らかにした。山腹を勢いよく流れ下ったガスや岩石は、700度に達していた可能性があるという。 死傷者は、現地政府が安全上の理由で立ち入り禁止としていた火山から4キロ以内の地域「レッドゾーン(危険地帯)」で農業を営んでいた。災害当局報道官は、当局は人々がレッドゾーンに戻らないよう何度