15日午前5時53分頃、JR上野駅で山手線内回り電車で信号に異常が発生したという計器表示が出たため、電車は発車を見合わせた。 JR東日本が原因を調べたが信号に異常は見つからず、23分後に運転再開した。しかし、同駅を通過する電車では、その後も同じ表示が出たため、内回り電車は同8時半頃まで断続的に運転を見合わせた。トラブルは朝の通勤ラッシュと重なったため、影響は計約2万人に上った。 同社によると、山手線などの運行を管理している指令室のモニター上で、電車が存在していない区間で電車を検知する警告が点灯。山手線はレールを流れる電流を使って電車の運行を管理しているため、係員がレールを確認したが異常は見つからなかったという。 ところが、同7時36分、8時16分にも同じトラブルが断続的に発生し、その都度、運転を中断。午前11時過ぎには、レールなどを点検するため、内回り線は約10分間にわたって運転を見合わせ