米国・ニューヨークで開催されているテニスの全米オープン準決勝で、日本の錦織圭が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下し、アジア出身の選手として初のグランドスラム決勝に進出した。 この歴史的快挙でウハウハなのが、同大会を独占放映するWOWOWだ。ホームページには「テニスを見るならWOWOWへ――」の文字。9日早朝の決勝を前に加入申し込みがひっきりなしに続き、回線はパンク状態という。 WOWOWは1990年代初めから全豪、全仏、全米、2008年からは全英(ウィンブルドン)も放映。94年の伊達公子選手の全豪4強や、08年の錦織選手の全米4回戦進出の際も加入が増えたが、「今回の決勝進出は比較にならない反応」(同社関係者)という。 一方で、なぜかとばっちりを食らっているのがNHKだ。今年のサッカーW杯では大半の試合を中継するなど、国民のニーズに応えるべくスポーツに力を入れてきたが、