発話能力を失った男性が脳に埋め込んだ装置を通じ、画面表示による「会話」を行った/Courtesy Barbara Ries/UCSF (CNN) 15年以上前に脳卒中で発話能力を失った男性の脳にインプラントを埋め込んだところ、脳の電気活動を翻訳した言葉がスクリーンに表示され、「話せる」ようになった――。そんな研究結果が14日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。 この技術は「神経義肢」と呼ばれる。今のところ1人の患者にしか使われていないが、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究チームは、他のまひ患者の意思疎通の助けになる可能性もあると期待を寄せている。 研究チームを率いたUCSFの神経外科医、エドワード・チャン氏は声明で「われわれの知る限り、まひで話せなくなった人の脳活動から完全な単語を直接解読することに成功したのは、これが初となる」と指
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