【3月5日 AFP】月面のクレーターがまた一つ増えたようだ。 科学者の軌道計算によると、長年にわたって宇宙を漂っていた使用済みロケットが4日、月に衝突した。ただし、直接観測できておらず、画像確認にも時間がかかる可能性がある。 この衝突を最初に予測した天文学者のビル・グレイ(Bill Gray)氏は、月の裏側で米東部時間4日午前7時25分(日本時間午後9時25分)に衝突したはずだとAFPに語った。 約4トンのロケットは時速9300キロで月に衝突し、「直径10~20メートル」のクレーターができたはずだという。 「超常現象によって消滅していない限り、けさ、月にぶつかったはずだ」とグレイ氏は主張した。 深宇宙に存在する宇宙ごみを記録して追跡する公的機関はないため、このロケットの素性は議論の的となっている。(c)AFP
米宇宙ベンチャーのスペースXは6日(日本時間7日)、現役ロケットで世界最強の打ち上げ能力を持つ大型ロケット「ファルコンヘビー」の試験機を、米南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。 既存のロケットを3本束ねた機体は炎を噴き出しながら上昇し、衛星の代わりに搭載したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)所有の真っ赤なスポーツカーを宇宙に運んだ。マスク氏は打ち上げ後の会見で「すごいことが実現した。ベンチャーが成し遂げたことで他の国や企業を勇気づけられたと思う」と話した。 スペースXはファルコンヘビーによる衛星打ち上げに加え、月や火星の有人飛行に向けた新型ロケットも開発中。宇宙旅行の新時代に向けて弾みがつきそうだ。
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