目次 総説 ― 応用哲学とは何か(戸田山和久・出口康夫) ■Ⅰ 科学技術を問う 疑似科学問題(伊勢田哲治) 臨床治験を哲学する(出口康夫) ― EBMと“証拠のヒエラルキー” 応用哲学としての工学倫理(斉藤了文) リスクと安全の哲学(松田毅) ― アスベストによる健康被害のアクション・リサーチから ■Ⅱ 応用形而上学 形而上学から科学技術論へ(中山康雄) 幸福の形式(柏端達也) 死んだらおしまい(一ノ瀬正樹) ― 形而上学と死生学と応用哲学と ■Ⅲ 越境する現代哲学 言語哲学を開く(戸田山和久) ― 科学における〈意味すること〉の分析から〈意味すること〉の科学へ 無知の哲学(水谷雅彦) ― 「応用哲学」の出発点としての ロボットの哲学(柴田正良) ■Ⅳ 応用現象学 暴力の現象学(谷 徹) 応用現象学を学ぶ人のために(村上靖彦) ― ごっこ遊びと自閉症児の並べ遊びを例