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ブックマーク / kaikai00.hatenablog.com (46)

  • 教育は面倒なことを省略するために使われる - 今日行く審議会

    ある問題があって,それを解決することが面倒なとき,解決できないのに解決したいとき,教育が利用される。 けれども,面倒なプロセスを省略して,教育で問題を解決しようとすると,それにかえって振り回されることになる。 面倒なプロセスを省略して教育で問題を解決しようとしている人。その結果,冷静な対応ができなくなっている人。どちらも,教育という媚薬に取り憑かれ,それを手放せないでいる。

    教育は面倒なことを省略するために使われる - 今日行く審議会
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    kgotolibrary 2008/07/23
    義家弘介ですね、わかります。というかこの手の「教育教」信者にこの記事が理解できるんだろうか
  • あれもこれも必修化だって - 今日行く審議会

    中学で武道必修化へ 中教審体育部会 「伝統文化」重視で 学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の体育・保健部会は4日、中学校の体育で選択制の武道を必修化する方針を決めた。礼儀や公正な態度など、日の伝統文化に触れる機会を広げるのが狙い。平成23年度にも実施される。男子の武道は4年度まで必修だったが、女子について必修化するのは戦後初めて。 伝統文化の尊重は、昨年12月に改正された教育法にも盛り込まれていた。同部会主査の浅見俊雄東大名誉教授は「必修化で一層、日の伝統に親しんでもらいたい」と話している。 いろんなものが必修化されていく。次は何が出てくるだろう。必修化だけが先に決まって,施設や人材の問題は後回し。何とかなるさといって同じ過ちの繰り返し。中教審は,思いつきで部下を振り回す上司のようだ。

    あれもこれも必修化だって - 今日行く審議会
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    kgotolibrary 2007/09/05
    《中教審は,思いつきで部下を振り回す上司のようだ》
  • こうしたレトリックに嵌らないこと - 今日行く審議会

    【正論】日教育文化研究所所長・森隆夫 「育自学」として親学の再生を 教育の問題を語るときにはコツがある。まず,いかに現状を嘆いてみせるか。そして,次に「昔はこうだった」「昔はよかった」と語り,聞いている側の郷愁をそそること。そして反対されにくいようなことや短絡的な解決策を「科学的であるかのように」「論理的であるかのように」装いながら提示して見せること。そうしたレトリックを用いれば,この「正論」のような立派な「教育論」ができあがる。

    こうしたレトリックに嵌らないこと - 今日行く審議会
  • モンスターペアレントって言うな - 今日行く審議会

    社説:モンスター親 先生を孤立させない体制を 「ニート」「ゆとり教育世代」に続いて今度は「モンスターペアレント」という言葉をマスコミが多用しだした。 http://blog.livedoor.jp/kaikai00/archives/50385495.htmlで,「ゆとり教育世代って言うな」というのを書いたことがある。「ニート」や「ゆとり教育世代」という言葉がマスコミで多用され,ネガティブなイメージだけが先行したように,「モンスターペアレント」という言葉も同じような役割を果たしている。 http://blog.goo.ne.jp/madographos/e/96a709487d635c943c13a9ee17b7f65dやhttp://shiozaki.info/mt/archives/2007/06/post_1002.htmlにあるように,「モンスターペアレント」という言葉とイメージは

    モンスターペアレントって言うな - 今日行く審議会
  • 矛盾してねじれて - 今日行く審議会

    今進められている教育改革は,矛盾しているし,ねじれている。元を辿れば,いわゆる「ゆとり教育路線」も矛盾しねじれていた。 「ゆとり教育路線」は今では,日教組やその背景にあるイデオロギーが作り出したなんていう馬鹿げた「常識」がまかり通っているけど,http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070704/129082/で広田照幸氏が 80年代に盛り上がった、市民運動的な学校批判(制服批判とか校則批判など)と、ネオリベラル的な立場からの「画一教育批判」(たとえば臨時教育審議会(1984〜87)で出された個性重視論、など)とは、ある意味で、コインの裏表のような関係でした。 と指摘しているように,「ゆとり教育路線」も左か右かという立場に関係なく主張されたし,推進されてきた。そうしたなかで,矛盾したりねじれてきた。 でも,そういった矛盾やねじれは,景気が

    矛盾してねじれて - 今日行く審議会
  • 学力狂騒曲 - 今日行く審議会

    学力テスト:障害持つ児童の答案を採点から除外 足立区 東京都足立区教育委員会は7日、昨年4月に区が独自に実施した学力調査(テスト)で、トップの成績の小学校が、保護者の了解を得ずに情緒障害などのある児童3人の答案を採点対象から除外していた、と発表した。区教委は「保護者に説明せずに不適切だった。申し訳ない」とコメントした。 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070517/1179414749でも,書いたけれどこうした行為を行った教師や学校を一方的に批判するのは間違っている。 学力テストが,来の意味としての,その子の状況を把握し,必要な対策を講じるというものからかけ離れて,テストの結果で教師を評価し学校を評価し,テストの結果が悪ければ咎めを受ける。そして,学力テストがそのように機能することを期待し,主張してきたのは誰か。 「学力」をめぐるお祭り騒ぎの結果として起

    学力狂騒曲 - 今日行く審議会
  • 学校が果たす役割 - 今日行く審議会

    ニート』『フリーター』 厳しい将来 小学校でも『予防授業』 これまでに何度も同じことを書いてきたが、鳥居徹也氏の講義の内容は、ニートやフリーターに対する恐怖や嫌悪感しか子どもたちに与えない。また、子どもたちが教えられる「リスク」は決して自己責任の結果引き受けなければならない「リスク」ではない。そういう点について鳥居氏はほとんど触れることがない。 ここで考えなければならないのは「学校の役割」についてだ。学校が今果たすべき役割は、Social Inclusionの一つの核となることだ。それは、学校が「責任」を一部引き受けることだ。 エジンバラ大学教授のパメラ・マン氏はある講演で、 学校とは、基的にメリトクラティックなもので、人々のライフチャンスを高め、様々な機会を提供するという性質をもっていることはいうまでもないが、それを個人レベルで捉えると、教育上、あるいはさまざまな人生の成功や失敗とい

    学校が果たす役割 - 今日行く審議会
  • 「ゆとり教育」の見直し、脱却の意味するもの - 今日行く審議会

    教育再生会議が第二次報告で週五日制の事実上の廃止や、授業時数の増加を打ち出したことで、「ゆとり教育の見直し」「ゆとり教育からの脱却」だと言われている。 「ゆとり教育の見直し」や「ゆとり教育からの脱却」は、http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070131/1170222190で引用した長尾彰夫氏が 早晩おとずれる完全五日制の下では、「戦後(民主)教育」が唱えつづけてきた「地域の教育力」なるものが、実は「空念仏」にすぎなかったことを証明しかねないのである。 と指摘しているように、「地域の教育力」なるものが「空念仏」に過ぎなかったことを証明したのであり、子どもを学校へと再び囲い込み、「学校の教育力」という「空念仏」を再び唱え始めたことを意味している。 「ゆとり教育の見直し」や「ゆとり教育からの脱却」は当に歓迎されるべきものなのだろうか。「ゆとり教育」も「空念仏」な

    「ゆとり教育」の見直し、脱却の意味するもの - 今日行く審議会
  • そろそろこういうの止めにしませんか - 今日行く審議会

    朝の“和派”「学校楽しい」 早起き、睡眠適度 千葉大教授ら小5調査 生活リズムに好影響 「早起きの子どもは学校が好きで楽しい」 3都県調査 これは、「これをべれば健康になれますよ。」っていうのと同じ。そのうち、「専門家」「研究者」がいろんなところに出てきて、何でもかんでも朝や早起きと結び付けて語りだすよ。もう、既にそういう状況なのかもしれない。子どもたちの状況はこんなに悪いんだと嘆いて、「朝を摂りましょう。」「早起きしましょう。」って言えば、それだけで立派な「教育評論家」「教育研究家」「教育専門家」だ。 あと、こういう記事や話には小さな字で「これは体験者の感想です。効果には個人差があります。」ってのをつけなきゃいけない。そして、効果が無いよって言われたら、「それはきちんとあなたがやっていないから効果が出ないんだ」って逆切れするのも忘れずに。 こういう話に対してはまともに反論する気が

    そろそろこういうの止めにしませんか - 今日行く審議会
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    kgotolibrary 2007/05/29
    《あと、こういう記事や話には小さな字で「これは体験者の感想です。効果には個人差があります。」ってのをつけなきゃいけない》
  • 教育再生会議第2次報告原案につっこんでみた - 今日行く審議会

    教育再生会議:報告原案要旨 1 学力向上 授業時間数10%増のため春・夏休み活用や土曜日授業の導入。7時間目を設けるなど、弾力的な授業設定▽教育委員会に「学校問題解決支援チーム」設置▽全国学力調査の結果を徹底的に検証、学力不振校に予算、定数、人事面で特別の支援。 授業時間数を増やしてまさか増えた時間分教える内容を増やす予定は無いですよね。そうなったら元の木阿弥。時間増したのに時間足りないってことになるから。「支援チーム」設置は必要なことではある。でも、そのための人材や予算はどうする。支援チームに問題丸投げで、学校と保護者のコミュニケーションが今以上に減る可能性もあるけど。それでも良いのかな。全国学力テストを徹底的に検証って、そこまでしないと学力不振校や問題を抱えた学校は見えないのかな。教員を加配するにしても予算が必要になるけど、その予算はどこから工面するのかな。競争的資金でも導入しますか。

  • なぜ教科書が必要なのか - 今日行く審議会

    道徳に検定教科書…再生会議 政府の教育再生会議は25日、現在、小中学校で正式な教科でない「道徳の時間」を、「徳育」として「特別な教科」に位置づけ、国の検定教科書の使用を求める提言を打ち出すことで大筋一致した。 現状では、学校現場で道徳教育の徹底が十分でないとして、検定教科書の使用による充実が必要だと判断した。6月1日に安倍首相に提出する予定の第2次報告に盛り込む方向だ。 実践の多様性が失われる 教育再生会議に「徳育の教科化について(論点メモ)」という資料が提出された。この資料の中に道徳の時間に使用する教材に関する調査結果がある。それをぜひ見ていただきたい。というのは、現場がいかに多様な取り組みをしているかをよく示していると考えるからだ。 教科書が作成されれば、これまでのような多様な取り組みが制限されることになる。教科書は主たる教材であり、事実上それを使用することが義務付けられる。 だから、

    なぜ教科書が必要なのか - 今日行く審議会
  • 見捨てられた存在 - 今日行く審議会

    教育は構造改革において聖域ではなくなった。そして、見捨てられた存在になった。 教育は高コストだとして、様々なところでコスト削減が求められる。そのコスト削減がどういう結果をもたらすかは別として。 教育は問題が山積しているとして、様々な改革が求められている。その改革がどういう結果をもたらすかは別として。 歳出削減では手っ取り早く削減できる対象として、教育改革では手っ取り早く政治家がポイントを稼げる対象として。 教育は見捨てられた存在になった。

    見捨てられた存在 - 今日行く審議会
  • 恣意的に学力テストの結果を用いる人たち - 今日行く審議会

    【主張】学力テスト 「ゆとり」の弊害変わらず この社説は、先日公表された「教育課程実施状況調査」をまったく見なくても書くことができる。つまり、「教育課程実施状況調査」を見た上で書いていないということだ。 なぜそう言えるのか。まず、 高校3年生約15万人を対象に行われた文部科学省の「教育課程実施状況調査」(学力テスト)の結果が公表され、一部では「ゆとり教育」での学力低下に歯止めがかかったとの報道も見られた。 しかし、果たしてそうなのか。平均点では確かに落ちてはいないが、理数系や古典では「合格ライン」を下回っている。学力低下の不安は依然消えていないとみるのが妥当であろう。 と述べているが、理数系教科の場合社説の言う「ゆとり教育」導入以前から学力については問題があることが指摘されてきた。それは、http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/dai2/siryou5/36.

    恣意的に学力テストの結果を用いる人たち - 今日行く審議会
  • 何でこんなに急ぐのだろう - 今日行く審議会

    教育3法改正案:30日閣議決定、国会提出へ 伊吹文科相 伊吹文明文部科学相は20日の閣議後の記者会見で、教育関連3法の改正案について「3そろうのは30日になる」と述べ、30日に閣議決定し国会提出する考えを示した。3法は学校教育法、教員免許法、地方教育行政法。政府・与党は3法案の一括審議や特別委員会の設置を視野に、今国会での改正を目指している。 何でこんなに急ぐのだろうか。選挙に間に合わせるためという理由しか見当たらないのだけど。成果を挙げましたと言いたい。ただそれだけのために重要な法律がまともに議論されずに改正されたりする。 今回の3法は多くの人に直接関わってくる法律ばかりだ。しかし、国民の関心は低い。低いだけでなく、他人事のよう。法律が改正されれば、偏向した教員や指導力不足の教員が云々。国旗・国歌が云々。とにかく「良くなる」んだという程度の認識しかない。 とにかく変えなきゃいけない。そ

    何でこんなに急ぐのだろう - 今日行く審議会
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    kgotolibrary 2007/03/21
    《不安に駆られて、自分たちの利益のために教育を利用する者に安易に白紙委任状を与えるべきではない》
  • 毎回同じ - 今日行く審議会

    4県統一学力テスト:「中学数学」3年連続最下位に 県教委「応用力が不足」 /岩手 岩手、宮城、和歌山、福岡の県の児童、生徒を対象にした「06年度4県統一学力テスト」の結果が8日、発表された。岩手県は、中学校の数学が3年連続最下位だった。自ら考える力を身につけていないことが一因とみられる。県教育委員会は、教師が難しい応用問題を避け、簡単な計算の反復練習に偏った指導をする傾向があることに原因があるとみて、今後の対策を検討する。 このような記事には毎回同じようなことが書いてある。毎回同じことが課題として挙げられ、毎回同じような対策が提言されていることだ。 なぜ、そういうことになるのか。その要因がこの記事からよく見える。記事には、 県教育委員会は、教師が難しい応用問題を避け、簡単な計算の反復練習に偏った指導をする傾向があることに原因があるとみて、今後の対策を検討する。 という見解と、 県教委は「小

    毎回同じ - 今日行く審議会
  • 家庭をめぐる言説 - 今日行く審議会

    isbn:4326652772:detail 鈴木智道 「表象としての家庭」より以下引用。 もともと「楽しい家庭」を家族が協力して作るという表現が可能なように、「家庭」は家族というものの存在形態からアプリオリに定義されたり、措定されるものなのではなく、作ったり壊したり、時にあったりなかったりするものとしてある。その意味では「家庭」は自己によって感じられたり、他者によって指示されて初めてその存在を確認することができるものとして存在しているのであり、またそれは家族をめぐる〈知〉を構成する表象でもある。 そもそも「家庭」が〈知〉としての存在を獲得し、家族に対して、その外側からイメージや表象が与えられたり、問題が発見されたり、あるいはそうした表象や問題に基づき、現実の家族に対する社会的な介入がなされるといったような状態は、決して普遍的な現象なのではなく、近代社会の成立に伴って生じた事態のひとつでも

    家庭をめぐる言説 - 今日行く審議会
  • 偏見と誤解に満ちた「正論」 - 今日行く審議会

    【正論】京都大学経済研究所所長・西村和雄 「ゆとり教育」見直しは人事一新から 西村氏は、 行き過ぎたジェンダー教育も、歴史教科書問題も、また音楽の教科書から童謡、唱歌を少なくして現代的なポップスを入れたりしたことで、日文化や情緒が子供たちに伝わらなくなったことも、指導要領、すなわち「ゆとり教育」の問題である。さらに、国語や英語の教科書で使われる文章の選び方で、子供が道徳的にも非道徳的にもなることは、中国の反日教育の効果をみればわかるであろう。 と述べているが、「ゆとり教育」に対するこのような見方や考え方は、偏見に基づくものであり、全くの間違いである。この程度の認識でさも教育についてよく知っている「有識者」の顔をして語るのは見ていて腹立たしい。 また、西村氏は、 再生会議の提言で見落とされた重要な点が1つある。それは平成14年4月から導入された絶対評価の弊害である。この絶対評価とは、テス

  • 疑ってみる - 今日行く審議会

    【野菊】脱ゆとり教育元年 まず、ここで述べられていることを疑ってかからなければいけない。日だけではないが、授業時数の増減と教科書の厚さの増減が学力低下とよく結び付けられる。でも、そんなものは普遍性のない佐賀のがばいばあちゃん風に言えば「気のせい」にすぎない。 たとえば、日よりも授業時数が少ない国は常に学力が低いのか。日よりも教科書が薄い国は常に学力が低いのか。おそらくこういうと、それは詭弁であるといわれるだろう。しかし、考えてほしい。なぜ日だけはそのようなことが学力低下と結びつくのかと。 円周率の問題は典型的な例で、自分たちはこう習った。今の子どもたちはこうだって。なんかおかしいよねという話になる。円周率はこうだと一方的に思い込んでいるにも関わらず、それを絶対視する。 授業時数が減ったら学力が低下する。教科書が薄くなったら学力が低下する。それって常識じゃないかと言われる。それは、自

    疑ってみる - 今日行く審議会
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    kgotolibrary 2007/01/29
    《それは、自分たち基準じゃないかと思う》
  • 教育不安社会を打破するために - 今日行く審議会

    自戒も込めて書いておきたいことがある。 昨年、教育法改正に関していくつかエントリーを立てた。そのなかで何度か「教育の崩壊というような言葉で表現されるような危機感や不安感は教育法改正賛成派、反対派のどちらにも共有されている」というようなことを書いた。 ISBN:4334033814:detail で芹沢一也氏や浜井浩一氏が治安の実態について明らかにし、「犯罪不安社会」への警鐘を鳴らしている。教育も同じような状況がある。 「教育不安社会」のなかで、ほとんど実証するというプロセスを経ないまま量産される教育言説。それを有効利用して自分たちのやりたいことを着々と実現させつつある人たち。冒頭に書いたように、教育への不安が様々な立場を超えて「共有」されているなかで、教育法改正の議論によく現れているが、現実と乖離しがちなスローガンを連呼するだけでは、その主張が受け入れられることはない。 森重雄

    教育不安社会を打破するために - 今日行く審議会
  • 教育改革が叫ばれるとき - 今日行く審議会

    今、教育改革が重要な課題だといわれている。同じことがアメリカやイギリス、様々な国で言われてきた。そこにはいくつかの共通点がある。経済が停滞している時期であること。自国の影響力が弱まっていると考えられている時期であることなどだ。 今の日教育改革も同じだ。ゆとり教育からの転換が当然の正論であるというような受け止め方がされている。しかし、それがもし景気の良いときであったなら、日が影響力を持っていると信じられている時期であったなら、そういう主張はほとんど相手にされなかっただろう。 今の教育改革の性を見極めるのに必要なことは、教育改革の動機が何かを考えていくことだ。アメリカ教育改革(『BERD』1号 藤田英典氏の論文中にある表がわかりやすい)で言うと、1950年代の教育改革は、いわゆる「スプートニクショック」が契機になった。イギリスの場合は、1980年代の教育改革は経済の停滞が契機となった

    教育改革が叫ばれるとき - 今日行く審議会
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    kgotolibrary 2007/01/24
    《教育改革が叫ばれるときというのは、冷静な議論ができていないときだ。現在の状況はまさにそういうときだ》