「切断したネコの首を学校に持ってきていた」。埼玉県の女子中学生切りつけ事件で逮捕された通信制高校2年の男子生徒(16)に関する証言が報道され、注目が集まっている。 少年によるネコへの虐待といえば、1997年に神戸市で起きた「酒鬼薔薇事件」とも呼ばれる連続児童殺傷事件を彷彿とさせる。テレビ情報番組の報道を見比べると、酒鬼薔薇事件を例に出す局と暗示にとどめるところと対応が分かれている。 「とくダネ」は「似ている」との談話紹介 今回の事件が神戸市連続殺傷事件を「彷彿とさせる」と指摘したのは、2011年12月7日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)だ。「酒鬼薔薇事件」の名称にも触れた。 酒鬼薔薇事件は、当時11歳の少年が殺害され、切断された頭部が中学校正門で発見されるというショッキングなもので、以降報道合戦が加熱した。ほどなく逮捕された容疑者が、当時14歳(中学3年生)の少年だったことでも大きな衝