タグ

ブックマーク / sakstyle.hatenadiary.jp (48)

  • 超文フリ・超会議 - logical cypher scape2

    少し遅れましたが、お疲れ様でした 筑波批評・フミカのブースにお立ち寄りいただいたみなさん、ありがとうございます。 まあ、正直、普段より売れませんでしたがw それでも幕張まで買いに来てくれた人もいるのだと思うとうれしいです。 さて、筑波批評の方はまだ買えますので、詳しくは超文フリお疲れ様でした&通販について - 筑波批評社をどうぞ。 超文フリの感想は、幕張メッセ広っ 超会議の感想 あっちではステージ使ってカラオケやってて、こっちには戦車が置いてあってみたいな空間 とはいえ、あんまり大して見てまわってないので、特にそんなにレポートすることもなく 昼は、かぼちゃとにしんのパイをべた。他のフードに比べて明らかに不人気だったけど、美味しかった。 あとは、アイマスライブ、というかアニソンフェス。トリがアイマスだった。 アニソンフェスを全部見ると大変なので、後ろでも構わないからアイマスの時だけ見ようか

    超文フリ・超会議 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2013/05/04
    ニコ築は確かに一番面白かった。なにげにマイクラのユーザーインタビューでねとぽよが引用されてたしw
  • さやわか『僕たちのゲーム史』 - logical cypher scape2

    遅ればせながら、各所で絶讃されてるこのを読んだ。 日テレビゲーム*1の歴史を、「ゲームとはボタンを押したら反応するものである」「ゲームは物語をどう扱うかについて時を追うごとに変化した」という二つのテーゼを軸に、語る。 何で日海外で人気のあるゲームが違うのか(TPSとFPS)ということについての説明にもなっているのが面白かった。 このは冒頭で、言及していないゲームの一覧が並べられている。ゲームについて詳しくない自分でも知っているような有名タイトルもたくさんある。そしてまた、著者曰く「僕が個人的に好きなゲームが、ほとんど登場しない」とも言っている。 つまりこのは、過去のゲームについて網羅的に言及しているでもないし、あるいは「僕たちの」という言い方から想像されるかもしれない「好きなもの」への想いを熱く語るようなでもない。 当時の雑誌やインタビューなどを引用しながら、上述した二

    さやわか『僕たちのゲーム史』 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2013/02/19
  • P・W・シンガー『戦争請負会社』 - logical cypher scape2

    P・W・シンガー『ロボット兵士の戦争』 - logical cypher scapeに引き続きシンガー。 こちらの方が刊行は先。 これまた現代における必読書 PMF(民間軍事会社)というのは名前は知っていたし、アメリカ戦争の外注化が進んでいるのは何となく知っていたけれど、実際に読んでみると自分の想像以上であった。 イラク戦争において特に有名になったが、書はイラク戦争直前に書かれており、90年代におけるPMFの事例が書かれている。アフリカ、バルカン半島、中南米(というかコロンビア)あたりがメイン。あとはパプアニューギニアの事例も結構大きく取り上げられていた*1 ニュースだったり社会の教科書だったりで見知ったことのあるような、あるいはこので初めて知ったものもあるが、様々な紛争において既にPMFは大幅な関与をしており、こうした企業活動の影響抜きに紛争や安全保障を考えることができなくなってい

    P・W・シンガー『戦争請負会社』 - logical cypher scape2
  • 今井哲也『ぼくらのよあけ』 - logical cypher scape2

    上では、今月最終巻がでた『忘却のクレイドル』を紹介したので、今度は今月第一巻のでた『ぼくらのよあけ』を。 まず、この表紙がいい。でもってカバーそでが実写だし!w 目次をマンガのコマの中に組み込んでいるのもかっこいい。 と、いきなり内容以外のところから褒め始めてしまったけれど、話そのものは雑誌で読んでいて知っていたので、最初に単行を手に取ったとき、そういうところからテンションがあがったのである。 2038年の夏。少しだけ未来になった日で、宇宙大好きの小学4年生ゆうまの前に、他の星から訪れた宇宙船のAIが現れる。彼を再び宇宙へと戻すために、彼らのミッションが始まる。 というジュブナイルSFなわけだけれど、近未来ガジェットという点でも小学生の行動や心理という点でも、ディテールの描き込みがすごくて、何度も読めるだろう作品。 小学校が、建物的には今とほとんど変わらないけれど、AR的なデジタル化が

    今井哲也『ぼくらのよあけ』 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2011/07/07
    読んだ。面白かった。『コンテンツ文化史研究』読みたい。
  • お疲れ様です - logical cypher scape2

    文学フリマ、皆様お疲れ様でしたー 筑波批評はおかげさまで、完売いたしました。 当にありがとうございます。 こちらの予想を超える売れ行きだったので、買いに来ていただいたのにもかかわらず、お渡しすることのできないことも多々ありまして、申し訳なく思っております。 現在、電子書籍版についての検討を進めているところです。 また詳しいことが決まり次第、アナウンスさせていただきたいと思います。 文フリお疲れ様です - 筑波批評社 1年ぶりにを作ったので、なんか色々忘れていたけれど、やっぱり面白い。 で、色々考えることもできる。一言で言ってしまうと、「なんでを作るのか」ということ。 例えば、今回何故「予想を超える売れ行き」だったかというと、おそらく価格が大きな要因となっている。 今回の文フリで感じたのは、全体的に相場が上がっているということ。コピー誌は200円のところが増えているが、うちは従来通りの

    お疲れ様です - logical cypher scape2
    klov
    klov 2010/12/15
    今気づいた。僕は逆に"なんで~が無いんだ!(変える必要がある!)"という噴き上がり系なので、まあなんかやりたい。
  • 『インセプション』 - logical cypher scape2

    ノーラン見るのは『メメント』『ダークナイト』に続いて三作目。どれも超がつくほど面白く、『ダークナイト』と作は、その年のベストに挙げれるくらい*1。 ディカプリオ演じるコブは、人の夢の中に侵入してアイデアを盗み出す仕事をしているが、渡辺謙演じるサイトーに依頼されて、盗み出すのとは逆にアイデアを植え付ける=インセプションという難しい仕事に挑戦することになる。 人の夢の中へと入り込み、夢から覚めてもまた夢というのが繰り返されたり、あるいはその夢への侵入方法がサイバーパンク的(絵としてはかなりマトリックスに近い。首にコード刺すわけじゃないけど)だったりとするわけで、夢と現実が混沌としていってなんか壮大になったり難解になったり話なのかというと決してそういうわけではない。 夢と現実が分からなくなるという話ではあるけれど、どここからどこまでが夢かということは一応はっきり分かるようにされているし、きっち

    『インセプション』 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2010/08/15
    "夢の中で確かに「いっしょに年を取っ」た。だからこそ、最後にモルと夢の中に残るのではなくて、いわばモルを看取ることができる"
  • 三中信宏『分類思考の世界』 - logical cypher scape2

    生物学哲学の大問題である「種」を巡って、その博覧強記をもって様々なエピソードから描き出した一冊。 というわけで、これは紛うことなき科学哲学のであり、実際著者も何度も形而上学という言葉を使っているのだけど、哲学という言葉を聞いてこういったものをイメージできる人はあまりいないだろうなあと思うと、ちょっと寂しいかもしれないw 前著『系統樹思考の世界』(三中信宏『系統樹思考の世界』 - logical cypher scapeを参照のこと)では、新しい科学観、方法論として系統樹思考というものが捉えられ、それについて書かれていた。そういう意味で前著もやはり科学哲学のではあり、こちらのはそのような前著との姉妹編ではあるけれど、また趣を異にするとなっている。 このでは既に述べた通り、「種問題」というものがテーマとなっている。 これはその名の通り、「種」とは一体何なのか、という問題である。これは

  • LIVE ROUNT ABOUT JOURNAL 2009 - logical cypher scape2

    建築家藤村龍至率いるTEAM ROUND ABOUTが主催するLRAJへと行ってきた。 これは、建築家らのレクチャーセッションとディスカッションからなっているのだが、特徴的なのは、そのセッションがリアルタイムで文字起こし・編集され、イベント終了と同時にフリーペーパーROUND ABOUT JOURNALが完成しているという趣向になっていることだ。 以下、公式ブログ http://www.round-about.org/2008/12/live_round_about_journal_2009.html http://www.round-about.org/2009/01/lraj2009_1.html http://www.round-about.org/2009/02/live_round_about_journal_2009_1.html それにしても、このイベントは熱い! 熱すぎる!

    LIVE ROUNT ABOUT JOURNAL 2009 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2009/02/02
    思想地図シンポのレポとの熱意の差がすごいw
  • 思想地図シンポジウムVol.3「アーキテクチャと思考の場所」@東工大 - logical cypher scape2

    まず、感想の一つ目としては、何でこんなに沢山の人が来てるのか、と。 磯崎新、浅田彰、宮台真司、東浩紀、宇野常寛、濱野智史というメンツゆえ、というところなんだろうが。 僕はかろうじて会場の方で座ることができたが、第二会場すらも座りきれないほどの満員だったらしく、まあすごいとしか言いようがない。 終了後、ゼロアカの人たちやtwitterはてなの人たち*1と合流して、オフ会みたいな感じになった。今までも、東浩紀のシンポジウムのあとに、そういうことするのはわりとあったのだけど、僕がいったことあるなかでは、最大の人数だった(僕が知っている、この界隈の人が大体集まっていた感じ)。 来場者全体の人数も多かったし、友達や知り合いの数も多かったなあという話。 それ意外にも、あまりにも人が多すぎて、来てたはずだけど会うことのできなかった人もいる。 まあ何故こんな話からしているかというと、僕にとっては、シン

    思想地図シンポジウムVol.3「アーキテクチャと思考の場所」@東工大 - logical cypher scape2
  • 『思想地図Vol.2』 - logical cypher scape2

    ざーっと読んだ。 以下、何を読んだかのメモ。 ゲームプレイ・ワーキング  鈴木健 事例紹介として面白かった。 対抗的創造主義を生きよ! 橋努 最初の方を読んだだけ。あまりよく分からなかった。 民主主義のための福祉  田村哲樹 熟議的民主主義の条件としてベーシックインカムが必要という話。 ざっと読んだので細かいところは分からないが、大枠では自分の思っていることと同じだったので、勉強になった。 ギデンズの生活政治とか。 私小説的労働と組合 大澤信亮 柳田国男論。 時間がある時にちゃんと読んでみたい。 世代間対立という罠  上野千鶴子インタビュー(聞き手・北田暁大) 冒頭と結論だけ読んだ。 世代間闘争やるのは、政財界の思う壺という、ごくまっとうな話。 [座談会]ソシオフィジクスは可能か  東浩紀+北田暁大+西田亮介+濱野智史 一番面白かったし、いいまとめになっていた。 SFC−GLOCOMがや

    『思想地図Vol.2』 - logical cypher scape2
  • 『現代形而上学論文集』 - logical cypher scape2

    メタフィジクスをやるとモテるという噂を聞いて、ゆるふわに近づくために読んでみた。 読んでみての感想は、メタモテへの道は遠い、というかこんな道は諦めるw そもそも形而上学って何なのよ、単なる言葉遊びじゃないの、と思われる向きに対して まああながち間違ってないというか、よっぽどの変態じゃない限り、こんなところに来なくてもいいだろうとは思うが*1、やはり色々なものの基盤についての思考であることも確かである。 こので扱われているのは、全て存在論に関する議論だが、こうした議論は、同一性に関する議論、因果や法則性に関する議論、あるいは自由意志や行為に関する議論をする上で重要な基礎となる。同一性も法則性もやはり形而上学のトピックなのだが、法則性や因果則とは何かということが分かれば、何故科学は世界を説明できるのかという問題に解決を与えることができるかもしれない。 に関して、少し注文をつけるとするならば

    『現代形而上学論文集』 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2009/01/17
    ”メタフィギクスをやるとモテる”←思想業界の陰謀。バレンタイン商戦も絡んだ大掛かりな闇が裏にはある。社会構成主義的に要再検討。
  • 伊藤計劃『ハーモニー』 - logical cypher scape2

    フーコーと哲学的ゾンビが出会うディストピア! これは何というか、とにかく色々なトピックがぶち込まれていて、どこから書いていけばいいのかわからない。 これは文句なく面白いので、この年末年始何読もうか迷っている方にお薦めです。 どうでもいいところかいくと、引用やらパロディやらが色々と散りばめられている。 そもそもこの作品には、かなりの蘊蓄やらが詰め込まれているわけだが、それとは別に、ハルヒとかナウシカとか舞城王太郎とか円城塔とかからの引用があったりする。 まあ、引用やパロディを探して楽しむような作品でもないので、見つけた時にちょっとにやりとするくらいか。 それから、この文章は、etmlという言語で記述されていることになっている。htmlやらxmlやらと見た目は似ているわけだが、etmlのeというのはemotionのeで、つまり感情を記述するためのプログラム言語なのである。 小説としてそれはあり

    伊藤計劃『ハーモニー』 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2008/12/30
    なんだかいつもより饒舌だ。
  • 2008年のインターネット10大ニュースを勝手に選ぶ - logical cypher scape2

    気付けばもう12月です なんか1年間を振り返る時期らしいです ほんとはそんな余裕ありません でも、2008年のインターネット10大ニュースを勝手に選ぶ - うしとみに触発されて、10個選んでみました。 僕の場合、かなり個人的なものになってしまいました。 インターネット10大ニュースというよりは、sakstyle*1周辺の10大ニュースという感じです。 今年は、twitter、ustream、tumblrといったwebサービスの利用を始めた年でもありました。 僕は3年近く前にネット生活?! - logical cypher scapeという記事を書いていて、twitterを始めることでいよいよ、ネットというのが生活*2となった感じです。 ゆるふわ愛され klovの「ゆるふわ愛されポストモダン」 - 絶倫ファクトリーに端を発して、様々な学問分野がゆるふわになりましたw 僕の観測範囲でゆるふわに

    2008年のインターネット10大ニュースを勝手に選ぶ - logical cypher scape2
    klov
    klov 2008/12/05
    新年は鏡餅と比較したいものです
  • ローレンス・レッシグ『CODE』 - logical cypher scape2

    『CODE』というと、人の振る舞いを規定する4つ――法、市場、規範、アーキテクチャを示したことで有名だけど、このにとって、そのことはわりと前提みたいなもので、主題はもうちょっと踏み込んだところにある。 それは、この4つの中でも、法とアーキテクチャが特に重要だということ。 東海岸コードと西海岸コードと呼び変えていたりもする。 何故か。 一つには、可変であるということがある。 特にサイバー空間において。物理空間のアーキテクチャは、あんまり変わらないけれど、サイバー空間のアーキテクチャは簡単に書き換えてしまうことができる。 ネットは匿名で自由な空間だ、と言われている(た)けど、それは偶々そういうアーキテクチャだっただけで、コードを書き換えてしまえば、そうではないネットもありうる。 もう一つ。これは、特に法に関すること。 他の3つに対しての影響力がある。法は、直接人の振る舞いを規制することもある

    ローレンス・レッシグ『CODE』 - logical cypher scape2
  • 「動機」をめぐって - logical cypher scape2

    「文芸評論」と「哲学」のタグをつけてるが、「理論社会学」というタイトルの講義について。 ミステリ小説の言説空間についての授業だった。 取り上げられた作家は、エドガー・アラン・ポー、黒岩涙香、レーモン・ルーセル、松清張らである。 が、ここでは、授業で使われた、内田隆三「ミステリーが言説化されるとき――黒岩涙香『無惨』のディスクール」*1を取り上げる。 推理の戯れを閉じる蓋 黒岩『無惨』は、日初の探偵小説と言われている作品である。 実際にあった「筑地の人殺し事件」をモデルに描かれている。 実際の事件は解決していないが、作中では探偵が、見事に犯人を推理する。 探偵は、推理によってこの事件が「遺恨」によって引き起こされたものだと考える。 しかし、探偵は犯人の動機を「ミステリー」と呼び表す。 つまり、推理によって、「遺恨」意外には思いつかないが、当の動機は犯人に聞いてみないと分からないからであ

    「動機」をめぐって - logical cypher scape2
    klov
    klov 2008/09/29
    わーいやっぱりまとめてくれたー(他力本願
  • 池田信夫『ハイエク知識社会の自由主義』 - logical cypher scape2

    ハイエクについて何かいい入門書はないかなあ、と思っていた今日この頃、ふと屋で見つけた一冊。 ハイエクも池田信夫も、名前は知っているけど、どういう人かいまいちよく知らなかったので読んでみた。 僕がハイエクの名前を知ったのは、東浩紀が紀伊国屋のフェアで紹介していたからだが、最近は、春秋社が全集を刊行するなどしていて、ハイエク・ブームが来るのかなあという感じがする*1 ハイエク思想を時期を追って紹介すると共に、それと関連する他の学者や学説が紹介されていく。それは主にハイエクの同時代人についてだが、時には現代の状況とも照らし合わせられている。 僕はほんと、ハイエクについては名前を知っている程度だったし、経済学についてもほとんど無知同然だったわけだけれど、そういう人でも十分に読んでいくことができるくらい分かりやすい。 また、ケインズ経済学や新古典派経済学についても、ハイエクに関係してくる限りにおい

  • 後藤和智『おまえが若者を語るな!』 - logical cypher scape2

    これは、悪口が書いてあるである。 その相手は、主に宮台真司と、著者が「宮台学派」と呼ぶ人たちである*1。 これは僕は、宇野常寛にも感じたことなのだが*2、よくもこんなに悪口を言うために、これだけを読めるなと思う*3。 その一種の負のエネルギーはすごいな、と思う。 ただし、後藤の場合、何故そういうことをしているのか、という目的がわりとはっきりしているし、僕としては、後藤の抱えている問題意識というのは理解できているつもりだ*4。 それでは、そこから翻ってみて、このはその目的を達成しうるのか、ないしその問題意識を読者に理解してもらえるのか、というと実はなかなか疑わしいと思う。 上述したとおり、このは悪口のである。 悪口ばかりが書いてあって、あまり生産的ではないのである。 場合によっては、罵倒が芸風の芸人がまだ1人出てきたな、と思われて終わりかねない。 というわけで、今後、どれだけ生産的

    klov
    klov 2008/09/24
    ”今後に注目” 『ニートって言うな!』からそういわれ続けてきたんです・・・。あと悪口まみれのは編集者とかのせいとか、彼個人の範囲を超えたところにも原因がありそう
  • 加藤幹郎『映画館と観客の文化史』 - logical cypher scape2

    映画は一体どのようにして見られてきたのか、ということについての歴史的変遷を追った映画を見る、と一言で言っても、それには様々な様態がある。シネマ・コンプレックスで見るのか、DVDを借りてきてホームシアターで見るのか、ネットで落としてきてPCで見るのか、など。 また、どのように見られるのかに応じて、作品そのものもまた変化しうる。 映画を論じるに当たって、作品内容だけではなく、それがどのように受容され体験されるのかということも検討しなければ、片手落ちになってしまうのではないか、そのような問題提起を促すでもある。 このの中で強調されていることは、以下のようなことである。 まず、先行ミディアムと後発ミディアムは、決して断絶するわけではない、ということである。 例えば、演劇と映画である。映画館での映画上映と演劇や歌などのライブ・パフォーマンスは、かなり長きにわたって共存しつづけている。幻灯(

    加藤幹郎『映画館と観客の文化史』 - logical cypher scape2
  • 哲学者を萌え擬人化しよう! - logical cypher scape2

    昨日の深夜、twitter上で批評理論や哲学者を萌え擬人化する祭りが勃発した。 様々な人を巻き込んで、混沌のうちに拡大を続けたその祭りの様子は、既にたんぶってあるので、以下よりご覧あれ。 批評・哲学の萌え擬人化 140ポストもあって、クソ長いけど。 最初は、批評理論の萌え擬人化だったのだが、あっという間にその周辺領域へも飛び火して、わけの分からない状態になっている。 個人的には、クリプキたんとエピステモロジーたんが気になっている。 さて、そんな中、異常に高いクオリティを発揮していたのが、at_akadaさんの分析哲学ネタである*1。 クリプキたんはエキセントリックな電波少女のイメージ。あとクワインたんがなぜか天然だったりするとかわいいと思う。ウィトゲンシュタインは不思議ちゃん。 オーストラリアからの転校生が形而上学を流行らせたりとか。ライプニッツ以来最大の形而上学者にして眼鏡っ娘のルイスた

    哲学者を萌え擬人化しよう! - logical cypher scape2
    klov
    klov 2008/08/28
    僕もTCGにしたら面白いと思う
  • 「わたし」とは何か - logical cypher scape2

    順列都市、パーフィット、人格の同一性(らいたーずのーと) 順列都市、パーフィット、恐怖の在り処(らいたーずのーと) 以上のエントリに加え、さらにその後も、SuzuTamakiとtwitter上で話したことを踏まえつつ、概念の整理としてエントリを起こす。 この文章は、特に結論なく終わる可能性が高いが、あしからず。 「わたし」とは一体何か、という問いは、ちょっとあまりにも漠然としすぎていて、何のことか分からない。 ここではとりあえず、「デカルト的自我」とやらを持ち出してみることにする。 これは、「主観」とか「心」とか「意識」とか「主体」とか、そういった言葉と置換されることもあるが、この諸々の言葉はそれぞれに少しずつ意味が違う。 また、「信念」や「記憶」、「意思」とか「感情」とかいったものも、一応、「わたし」に含まれるものなのかもしれない。 では、この腕は「わたし」だろうか。この顔は。あるいは、

    「わたし」とは何か - logical cypher scape2