安全保障に関する立法措置をめぐる政府・与党の検討も、ようやく、ひと区切りを迎える。 「公明党も大変だね」「山口さん頑張ってね」、なかには「一歩も引くな」などいろいろな声をいただく。公明党の党員や支持者からではない。自民党の支持者からの声なのだ。同様の声は野党支持の方からも寄せられる。 それぞれの立場や思いから発せられているのだろうが、どこか「高みの見物」に聞こえる。もっと、「そういう自分たち自身で声をお出しになったらどうか」とも思う。 マスコミも大きく論調が分かれるから、公明党をネタにして十字砲火を浴びせる。「キジも鳴かずば撃たれまい」と言いたいところだが、このテーマでは、「平和の党」を自任してきた公明党は、鳴いても鳴かなくても「撃たれる」宿命にある。冷静に議論を進めることが大切だ。 私は昨年の参院選のころ、集団的自衛権の行使を丸ごと容認することには「断固反対」とテレビ番組で述べた。それを