タグ

ブックマーク / matsuo-tadasu.ptu.jp (27)

  • 松尾匡のページ: 安倍政治に反対が多いのに内閣支持率が高いのはなぜか

    松尾匡のページ 17年4月3日 安倍政治に反対が多いのに内閣支持率が高いのはなぜか まる三ヶ月更新を空けました。いつものことかもしれませんが、筆舌に尽くしがたい忙しさでしたので。 原稿やら提出書類やらの、締め切りすぎた督促が入って、びっくり大慌てで必死に書いて、やっと出してホッとした途端、「あれどうなってますか」と締め切りすぎた督促がくる。こんなことを、笑ってしまうぐらい何回も繰り返していました。まあ、学会の報告やら座長やらシンポジストやらを引き受けたら、その時だけの仕事ではなくて、事前には報告論文を出さなければならないし、終わったら報告文やら論文やらを出さなければならないし、引き受けた時には計算に入れてなかったことがスケジュールに割り込んでくるので、いくつも重なってワヤクチャになるんだな。 個人ホームページなんか更新してたら、あちこちから「オレの所の仕事を後回しにして何やってんだ」と思わ

    松尾匡のページ: 安倍政治に反対が多いのに内閣支持率が高いのはなぜか
  • 選挙も終わったし言いたかったことを言う

    松尾匡のページ14年12月15日 選挙も終わったし言いたかったことを言う 12月7日の日曜日、「ベーシック・インカム勉強会関西」さんにお呼びいただいて、大阪の日橋にある「討論Bar"シチズン"」に講演に行きました。小さなカフェでしたが、一杯に集まって下さったみなさん、ありがとうございました。 お世話をいただいた高橋さん、司会をして下さった池田さん、放映やドリンクなどいろいろお世話をいただいた「討論Bar"シチズン"」のかたに、深く感謝いたします。 行く時に、例によってあらぬところから場所を尋ねる電話をかけて、関係者のみなさんをハラハラさせてしまってすみませんね。結局じゅうぶん間に合ったからよかったですけど。 まああいかわらずそんなのばっかりで、京都に住みはじめてもう八ヶ月以上ですけど、いまだに滋賀県の草津キャンパスに行くのに、間違えて湖西線に乗るのを繰り返しているし。前なんか、湖西線に分

  • 新著お知らせ+総選挙は無からの資金で福祉充実を訴える最後のチャンスかも

    松尾匡のページ14年11月24日 新著お知らせ+総選挙は無からの資金で福祉充実を訴える最後のチャンスかも ※ 追記:日トップページにも書きましたが、PHPさんから出た新書、PHPさんからの宣伝依頼用の献は送られているのですが、私個人からのものは、もたもたして献リストを公表発売日に一日遅れて出してしまいました。そうしたら半月ほどたってこのほど、まだそれが発送できていない状態だということが判明しました。来ありがたいことなのですが、売れ行きがよくてすぐに在庫がほとんどなくなってしまい、近々二刷りが上がるまで送れないそうです。「献する」と言ってしまった人もいらっしゃるのですが、こういう事情ですので、ご理解下さい。ほんとうにお詫びもうしあげます。 ところでこの新著、宮崎哲弥さんが、『週刊文春』今週号で取り上げてくださり、また同じ論旨で、ラジオの「ザボイスそこまで言うか!11/月25日」の2

    新著お知らせ+総選挙は無からの資金で福祉充実を訴える最後のチャンスかも
  • 右翼と左翼 - 松尾匡のページ

    松尾匡のページ 用語解説:右翼と左翼 サイトのエッセーなどでは、「右、右たらず。左、左たらず。」という現状をしょっちゅう嘆いている。どうも、世間の右、左の基準と、自分の基準がかなりズレているようなのだが、元来の筋を通せば私の基準になるはずである。ここでは、このサイトで、「右翼」「左翼」という言葉が何を意味しているのか、簡潔に図式化して説明しよう。 【世界の切り分け方が違う】 右翼と左翼の違いの最大のポイントは、世界を切り分ける見方の違いである。稲葉振一郎さんの新著で紹介されている田島正樹氏も似たようなことを言っているようだが、もっと大胆にすっきり図式化するとこうなるだろう。 世界を縦に切って「ウチ」と「ソト」に分けて、その間に質的な対抗関係を見て、「ウチ」に味方するのが右翼である。 それに対して、世界を横に切って「上」と「下」に分けて、その間に質的な対抗関係を見て、「下」に味方するの

  • 飽食ニッポンはどこへ行った+不況では脱原発は進まない

    松尾匡のページ12年6月5日 飽ニッポンはどこへ行った+不況では脱原発は進まない やっと新書原稿ほんとに脱稿。序文とかコラムとかも仕上げて今とりあえず印刷中です。 次は、6月16日午前の大阪での景気についての講演の準備と、午後の基礎経済科学研究所の研究会での大西広さんの新しい教科書に対する批評報告の準備と、翌17日の東京での学会の雑誌の編集委員会の準備。そのあとそのまま自宅に帰らず、授業に向けて立命館に行く予定ですが、最近土曜日に補講が続いたりして、まるまる自宅に帰らない週が続いているもので、またもこんなスケジュールになっているのを知ったカミさんの機嫌の悪いこと! この編集委員会、ようやく今度が最後のはずだけど、最後の最後まで息抜きさせてくれませんね。今、投稿論文二、審査担当で読んでいるわけ。 で、今16日の景気問題の講演の準備もしているのですが、そのネタでおもしろいものをいくつか見つ

  • 欧州左翼党の選挙綱領は中銀引受

    松尾匡のページ14年5月12日 欧州左翼党の選挙綱領は中銀引受 え~…まず一つ懺悔することがあります。 引っ越しに際して書類を整理しておりましたら、これまで長年の間、学会など様々なイベントの出欠問い合わせなどで返事を怠った返信用葉書などが、積もり積もって大量に発見されました。 もともと先方の費用で買ったものです。こちらとしては来お預かりしているだけの性格のものですから、換金して着服するわけにもいきません。 しかし、今さら出しても意味がありませんので、どこか書き損じ葉書を集めている団体に寄付しようと思いました。久留米でお手伝いしていた市議会議員の後援会には福祉系団体の関係者が多いので、適当な団体を知っているだろうと思って、後援会通信の編集用のSNSで問い合わせてみましたら、関係者の一人が、「ジョイセフ」というNGOを紹介して下さいました。「途上国の妊産婦と女性を守る」とのことです。 国際協

  • 今頃の東京都知事選挙分析

    松尾匡のページ14年3月23日 今頃の東京都知事選挙分析 前回のエッセー「右腎臓全摘しました」を書いた翌日の17日の夕方、無事予定通り退院しました。ご心配をいただいたみなさまありがとうございました。 帰宅したら15日付けの市の広報の束がある...。うちは今年度自治委員の当番なので広報を近所に配らなければならないのです…というわけで、早速市の広報を配ることから始まり、そのあとネコのトイレを片付けたり、ちょっと掃除機をかけたり、夕の後片付けをしたりという日常生活が待っていました。 と、入院中溜まっていた郵便物の中に、京都の不動産屋の封筒があるではないか。新年度からの単身赴任のための部屋の賃貸契約書類が届いていたのです。読んでみたら翌日18日が返送期日になっている!えらいこっちゃ。 18日は朝から別件で採血検査に出かけ、終わったら市役所で必要書類を入手し…等々と、いきなりあちこち歩き回るはめに

    今頃の東京都知事選挙分析
  • 右腎臓全摘しました

    松尾匡のページ14年3月16日 右腎臓全摘しました いろいろあって更新が止まっていましたので、書くべきネタはたくさんたまっているのですが、とりあえず近況報告のみ。 昨年末、右の腎臓の内部にごく初期の癌が見つかり、3月7日に入院、10日に手術し、右の腎臓を全摘しました。術後の経過は順調で、明日退院予定です。ごく初期の小さな癌で、腎臓の内部深くにあったのを、腎臓まるごと取りましたので、今後の転移の可能性もまずありません。 担当医師はとても優秀で丁寧で、スタッフのみなさんも親切で、当に感謝しています。 やっぱり手術当日の夜はキツかったです。将来歳とって死ぬ前は毎晩こんな思いをし続けるんだろうなとか、これから歳とっていくと、こんな経験何度もすることになるのだなとか考えて、これからの人生はかなんでいました。それを考えるとやっぱり今後高齢化を支える人手は足りなすぎるぞとか…。 ちょっとした苦痛に耐え

    右腎臓全摘しました
    ko_chan
    ko_chan 2014/03/17
    大変だったんですね。どうぞご自愛下さい。
  • ガチウヨ世代のソ連イメージ

    松尾匡のページ 07年1月26日 ガチウヨ世代のソ連イメージ 僕の経験からすると、手のつけられないウヨの学生というのは、今の20代後半から30歳すぎぐらいに多かったような気がする。おそらくこの世代がネット右翼などの中核部隊をなしていると思われる。もちろん、正反対の、今まちでNPOなどの活動を支えている中心的な若い人達もこの世代なのだけど。 でも、僕が講義などで学生から感じる右翼的な反発みたいなものは、ここ数年は劇的に少なくなっていると感じる。何かしらその点での世代の変化がある。いったい今の20代後半から30歳すぎの世代というのは、何か特別なことがあったのだろうか。 たしかに小林『戦争論』の影響が一番大きかった世代だし、彼らの学生時代は「つくる会」も一枚岩だった。それは大きな要因だろう。しかし、それ以外にもうひとつ、決定的に大きな原因だとにらんでいるものがある。 それは「ソ連」のイメージであ

  • 小谷崇さんを追悼して都知事選挙について

    松尾匡のページ14年2月4日 小谷崇さんを追悼して都知事選挙について 2月1日に経済理論学会のメーリングリストで、政治経済研究所の小谷崇さんの訃報が届きました。1月29日、急性心不全のため逝去。享年85歳とのこと。 去年の経済理論学会大会に姿を見せなかったので、どうしたのかなという声はあったのです。しかし、私は小谷翁は不死身ということを当然の前提にしてきたので、深く気にかけないできたのでした。だから突然の報に、心にどう整理をつけていいか途方にくれています。 2012年の愛媛大学での経済理論学会大会の後の夜、小谷翁と八尾信光さんと三人で飲んだときの話を以前このエッセーコーナーに書きました。 そのときにも書きましたけど、今、経済理論学会(マル経の全国学会)で、大声で総需要拡大政策を唱えているのは、このときの小谷翁と八尾さんと私と、あとは「百年国債」の日銀引き受けを提唱されている岩下有司さんくら

  • この大学にいたら先が読める!?

    松尾匡のページ14年1月12日 この大学にいたら先が読める!? またずいぶん更新サボりました。も~余裕がなくてなくて! ウェブ雑誌のシノドスの月1回の連載は、始まったら大変だろうとは思ってはいたのですけどね。何を隠そう実質数日で原稿書いているのですけど、ほかの仕事も波状的に次々入るのでやっぱり大変でした。 今のところ三回出ています。毎月25日前後に出ています。 連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 10月24日 第1回「小さな政府」という誤解 11月28日 第2回ソ連型システム崩壊から何を汲み取るか──コルナイの理論から 12月26日 第3回ハイエクは何を目指したのか ――一般的ルールかさじ加減の判断か 今となってはほかに何で忙しかったのか、いちいち思い出せないぞ。校正の類は次々とひっきりなしにきましたね。 そうだ。11月末はシノドスの原稿出してから、11月末締め切りの数理系論文の査読

  • オリンピック百兆円の効果はマズい+『POSSE』のリフレ批判記事について

    松尾匡のページ13年9月13日 オリンピック百兆円の効果はマズい+『POSSE』のリフレ批判記事について 先日、出かけようとしたら、鍵束が見当たらないのであせりました。家の鍵も研究室の鍵もみんないっしょにしてあるやつ。 結局見つからないまま、翌日教授会で出校したのですけど、立命館は合鍵とか貸してくれないんです。研究室は一回一回警備員さんに来てもらって開け閉めしないといけない。宿舎に一泊したので、翌日もわざわざ警備員さんに開け閉めのやっかいをかけることになります。 帰宅してまた探しても見つからないし、仕方ないから、大学の「キャンパス管理課」に電話かけて必要な手続きを尋ねたら、学部の事務室を通じて、始末書めいたものといっしょに届け出てほしいとのこと。ドアノブごと取り替えることになり、工事ができるまでの間は結構やっかいが続くということでした。 めんどうなことになったと落ち込んでいたら、午後になっ

  • 円価値半減しても生計費増は12%

    松尾匡のページ13年9月7日 円価値半減しても生計費増は12% ◆円価値半減しても生計費増は12% 金融緩和に反対するいろんなハルマゲドン話がありますけど、中に「円暴落」ってのがありますよね。まあ掲げられている理由は「マネージャブジャブ出し過ぎ」だったり、国債暴落リスクで資金が海外に逃げ出すことだったり、いろいろしますが。 こっちからしたら、「円暴落だって、ヒャッハーそりゃいいや」って感想ですけど。輸出が爆伸びして、一気に好況になるでしょう。実際には「円暴落」なんて起こりませんけどね。 いったい円暴落の何が困るのか不思議ですけど、輸入インフレになるのが怖いらしい。 「基礎経済科学研究所」のメーリングリストでそんな議論がされていて、「ハイパーインフレ」になるという警告も出たもんですから、ほんとにそんなことになるかどうか、チャチャっと試算してみようと思いました。 それでやってみたのが、「アカデ

  • 「激動」の中、三日連続リフレ講演

    松尾匡のページ13年8月14日 「激動」の中、三日連続リフレ講演 エッセー更新、ずいぶん間を開けました。 それはまあ、いつものことかもしれませんが、「激動の日々」だったせいでして。 以前からの読者には周知のことですが、自宅が福岡県久留米市にありまして、毎週滋賀県の立命館大学草津キャンパスに新幹線などで通っています。 それで、二泊三日の滞在の間に授業を詰め込んでいるのですけど、今年度はじまったときは、週8コマでした。水曜日なんか、1、2、4、5限。 ところがここに加えて、持ち回りの講義1コマが入ってきまして、6月の終盤から週9コマに!──これが、火曜日の朝2限目から始まるものだから、仕方ないから、高くて乗らなかった九州新幹線に乗って朝6時8分発車だ。博多駅で4分間の間にJR西日の携帯予約の割引切符を受け取らないと、着いてから研究室によれず教室直行になるぞ。 そこにもってきて、京都キャンパス

    ko_chan
    ko_chan 2013/08/19
    “「長期」の成長自体を一生懸命追求する必要があるか”
  • 講演資料

    松尾匡のページ講演資料 22年3月26日 福岡県労連春闘討論集会公演「支配階級の二大戦略に対抗して――大幅賃上げ・社会保障充実の道」講演資料 pptx pdf 2021年12月12日の福岡県労連春闘討論集会で講演の機会をいただきましたので、このかん「コロナショックドクトリン」を推し進めてきた菅=アトキンソン路線と、最近台頭してきた経産省の「新産業政策」路線の二大路線を詳しく検討し、両者の対抗と妥協、維新の会のもとでの「悪魔合体」の可能性として今後の動きを見通しました。 21年4月9日 「市民の会しが」連続講座「市民と野党が勝つための経済政策」講演資料 1年以上前の2020年の2月から3月にかけて、「市民の会しが」さんで四週連続の講座をさせていただきました。一連の反緊縮経済政策の講演の集大成のようなものです。反緊縮経済政策についてよくいただくご疑問にもお答えしています。そのときの4回分のパワ

  • いわゆる「政府の失敗」論は何を問題にしていたか

    松尾匡のページ12年2月20日 いわゆる「政府の失敗」論は何を問題にしていたか 前回のエッセーで触れた「父母教育後援会」の表彰論文の審査。こりゃ学術誌のレフェリーか学会発表のコメンテーターかってな仕事になりましたよ。グラフや数式をワープロ書きしてたらどれだけ時間がかかるかわからないと思ったもんで、最後は、鉛筆手書きしたやつを速達で送るほかないと、住んでる町の郵便局の向かいにあるファミレスで作業して、できたーっと郵便局にかけこもうとしたら...もう時間切れで閉まってるじゃないか。と、ちょうどそこに、職場から帰宅したばかりのカミさんから「今どこにいる」と電話がかかってきたもので、拝み込んで久留米郵便局の局に車で連れていってもらい(ボクは免許持ってないのだ)、なんとか間に合ったのでした。ここまでやる必要もないとは思ったのですけどついつい...。 そのあと、22日と24日の商人道講演用のパワーポ

  • 共産党支持者の4割が内閣支持とかTENGA賞残念とか

    ※追記:下記、「共産党支持者の40.2%が安倍内閣支持」との調査結果が裏がとれていない件ですが、「はてなブックマーク」でid:hatesauyouyoさんからご教示いただきました。ありがとうございます。こちらに報道記事があります。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130224/plc13022420170010-n1.htm 民主党支持者も40.5%が安倍内閣支持なんですね。 そういえば、安倍さんが、ネトウヨの嫌韓言動を批判する発言をしましたけど、まあ選挙戦術的に当然ですね。今や自民党にとって、民主党はライバルではなくて、主要な脅威はハシスト党です。そもそも対民主党では景気問題一で勝てますし。そしたら、ハシスト党の言動を危ない極論と描き出して、それと比べたら我々は安心できるよとアピールするのが最適になります。民主党支持者からも「よりまし」で自

    ko_chan
    ko_chan 2013/05/17
    “改憲反対政党は経済政策論を改めないと、このままでは「天下分け目」の今度の参議院選挙で、自民党圧勝を招いて壊滅するのは鉄の必然”
  • 岩田さんと黒田さんとスティグリッツさんの話

    松尾匡のページ13年4月8日 岩田さんと黒田さんとスティグリッツさんの話 楽しい楽しい内地留学生活もとうとう終わってしまい、また九州から滋賀県に通う生活が迫ってきています。 久留米市の自宅から九州大学の研究室までは、1時間半ぐらいかかるのですが、一回ある乗り換えはただ降りたホームでそのまま待っているだけだし、駅との間は家も大学もすぐなので、ほとんど運動になりません。こんな半年間を過ごすうちに、いつの間にかお腹が出てきていたのでした。 半年ずっと授業もないものだから、ズボンはゴムが入ったやつで過ごしてきたのでわからなかったのですが、先月卒業式も迫ってから、どれもこれもスラックスが入らなくて式に着ていく服がないことに気づきました。 でかける前夜切羽詰まってひっかきまわして、薄暗がりでやっと一入るスラックスを見つけて、これでなんとかごまかせると床についたのですが、朝起きて日の明かりのもとで見た

  • 「市民社会フォーラム」でインフレ目標政策を説いた件

    松尾匡のページ13年3月6日 「市民社会フォーラム」でインフレ目標政策を説いた件 九州大学数理生物学研究室での留学生活は佳境に入っています。 巌佐庸教授から共同論文を2月中に終わらせましょうと言われていたのですが、私も歳をとって、しょっちゅう計算間違いをして膨大なやり直しを重ねるし、体力もなくなっているので、案の定2月中には終わりませんわ。今も毎日かかりきりなのですが、まとめる段になって新たな問題が持ち上がったりして、終息のめどは立ちませんねえ。 私が建てたんですから、周りの院生から比べたらおもちゃみたいなモデルですけど、巌佐先生にもずいぶん手間を取らせてしまってもうしわけないです。 そんなわけで、しばらくこのエッセーも更新してませんでした。今もこんなことをしている余裕はないはずなのですが、日銀総裁人事の問題もあるのでそうも言ってられない。 政府がわざと野党側を反対に追い込む作戦に出るので

    ko_chan
    ko_chan 2013/03/10
    リフレに対して左派・リベラルの人が抱きがちな疑問に答える
  • 好況の手柄を与党に独占させないために他にすべきこと

    松尾匡のページ13年1月26日 好況の手柄を与党に独占させないために他にすべきこと 新年になって初めての更新になります。なかなか余裕がなくて、エッセーもまるひと月更新を空けてしまいました。 そういえば田中秀臣さんが下の動画で全力で釣ってきたりしていたのですけど、かまってあげられなくてすみません。 とりあえず、拙著『痛快明解経済学史』を紹介下さってありがとうございます。この動画のセイ法則とワルラス法則の話、詳しいことを知りたければ、この拙著の第6章のケインズのところを読んで下さい。 ****************** 余裕がないのは、やっぱり今内地留学している九大数理生物学研究室でみなさんやってらっしゃることは、マジ理系だけあって高度で、ついていくのにアップアップなせい。自分の無能ぶりを思い知っているところなのです。いろんなことがおもしろくて首をつっこんでいるので、どれひとつまともにマスタ