お昼から受験生の相談に乗る。来る前に隠れマルコフモデルだとか自然言語処理の基礎を勉強したり、うちの研究室の既発表論文を見たりしているそうで、かなり好印象だったのだが、併願先を聞いたら他大学のモバイルネットワークの研究室だそうで、しかも自然言語処理の研究室はうちしか調べていないと聞いて、大きく落胆する。 うちの研究室はそもそも内部進学者だけでも人数がいっぱいで、外部受験生はどうしても自然言語処理の研究がしたい、かつうちに来るそれなりの理由がある人に限定していて、他の分野でもいい人は他の分野に行ってほしい、と学生募集のページにはっきり書いてあるので、自然言語処理以外でもいい人は受験目的の見学は断りたい。自然言語処理にしようかどうか迷っていて見学によって行くかどうか判断したい、というような人がいることは重々承知しているが、そういう人にまで見学をしてもらうほどの余力は、少なくともうちの研究室にはな