複製技術時代の芸術 (晶文社クラシックス) 作者: ヴァルターベンヤミン,佐々木基一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1999/11/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (72件) を見る 物語をリロードするまなざし 原爆ドームが単なる瓦礫ではなく原爆ドーム足りえるのは、我々が「原爆の記憶」という一種の物語をそこに読み込んでいるからだ。それは「見る」という行為の、ある種の様式によって担保されている。我々が原爆ドームを見る際、それを単なる瓦礫ではなく1945年8月6日の惨劇をそこに読み込むような様式に基づいて、「見る」という行為を行っている。そのまなざしの様式は体系化され、継承される。そうした様式に基づいたまなざしは、そこに込められた記憶・物語を「リロード」する。一方で継承されなかったまなざしは、対象に込められた物語の剥落を意味する。リロードされない
ゼロアカリング 新人批評家育成・選考プログラム「東浩紀のゼロアカ道場」第4関門のためのリングです。(リングロゴを設置すると良いことがあるかも…詳細はヘルプをどうぞ) このリングに参加する
暇つぶしに大学でユリイカをパラパラめくっていたら、唐突にニコニコ動画がどうたらこうたらとかスジコがどうたらこうたらとか出てきたなんだこれはと思うと福嶋亮大さんが8月号から始めていた「大きな物語から神話システムへ」という連載だった。前にもちらっと見たのだがその時はいまさら神話かよ!と思って読み飛ばしていたが、改めてバックナンバーを読んでみると身近でかなり刺激的な内容だった。 詳しく連載中なので本編を読んで頂きたいのだが、内容に少し触れない事にはそのおもしろさを説明できないので少しつまみ食いをしてみます。 主題は「神話」という視点を通して、現代における新しい物の見方を考えるというもの。複雑な現代社会の中で人々がどのように理解可能なものに合理的に作り変えているか(それが神話と呼ばれる)の立ち位置を探る。こういった大衆的な神話の起源をホメロスのギリシャ神話まで遡ってそれがプラトンから続く西洋の哲学
べジータと呼ぶことにしよう。以下事例。 事例1 用語の間違いをネチネチと指摘しつつ、バカはお前だという皮肉につなげるという空前の感じ悪さだったのに、一転して御礼までされてしまった例。ちなみに、最後に共感に見せかけて、全然関係ないことを言っていくのがミソ。 本エントリーを書こうと思った直接的なきっかけたる、まさに典型的なべジータ。気がついたらブルマと結婚してるはず。 ■コメ 「全レスします」ということなので期待してコメントを書きますね。 まず用語の間違いから。橋下に限らず、知事は「統治者」ではありません。統治者とは、統治権を持つ者で統治権とは主権なので、国民主権である現在の日本で知事は統治者ではありません。 ということはy_arimさんも間違っているわけですが、y_arimさんは、皮肉を込めて敢えて使ったように思えます。丁寧に説明すると、「公僕風情が統治者面しやがって」というような意味を込め
アーキテクチャの生態系 作者: 濱野智史出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2008/10/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 99人 クリック: 1,146回この商品を含むブログ (262件) を見る 諸々忙しく、慌しくしているうちに、いつのまにか発売日が来ていました…。 事前にご紹介頂いていた皆さん、ありがとうございます。 東さんにも、とても立派な帯を頂きました。 ウェブから生まれた新世代の社会分析。 本書ぬきにニコニコ動画は、そして日本社会は語れない。 ――東浩紀 おいおい内容紹介のエントリなども書きたいと思いますが、とりあえず、この本は「Wired Vision」の連載(濱野智史の「情報環境研究ノート」 | WIRED VISION)をまとめたもの、ということになっています。しかし、全352Pの内容のうち、Wiredと完全に被っているのは1/3程度ではないかと思います
次は来月の告知ですが、11/9の文学フリマで頒布される、ゼロアカ道場の皆さんの同人誌に寄稿したり、インタビューされたり、インタビューに参加したりしています。 詳細は以下のまとめをご参照ください。 「東浩紀のゼロアカ道場」第4回関門同人誌まとめ - noir_kかくかたりき改めnoir_kはこう言った http://d.hatena.ne.jp/noir_k/20081022/1224641033 筆者が関わっているのは、以下の3冊です。 東浩紀のゼロアカ道場 「取り急ぎ、目次を公開します」 - ポリリズム やずやとミツノのゼロアカ道場同人誌制作日誌 http://d.hatena.ne.jp/yazunami/20081027/1225118997 タイトルは「擬似同期化するファッションの世界」。話題はなぜか「ファッション」についてです。あ、でも脱オタについてじゃないです(笑)。といっても
アーキテクチャの生態系 作者: 濱野智史出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2008/10/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 99人 クリック: 1,146回この商品を含むブログ (262件) を見るコヒヤマ研で一緒だったハマノ師がはじめての著作を上梓されたので勝手にご案内。アニオタ/ゲームオタ/マンガオタ/サブカルマスターだった大学時代から、まったく揺らぐことのない問題意識と持ち続けて、いまや情報社会論の若手注目株。去年退官パーティで会ったら激ヤセして、すっかり「イケメン社会学者」になってました。 ミクシィ、2ちゃんねる、ニコニコ動画、ケータイ小説、初音ミク……。日本のウェブサービスは固有の形に進化している。他の国にはない不思議なサービスの数々は、なぜ日本独自の進化を遂げたのか。本書は日本独自の〈情報環境〉を分析し、日本のウェブ社会をすっきりと見渡していく。ゼロ年代を代表
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く