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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (43)

  • 称賛の時定数について - レジデント初期研修用資料

    小学生だった大昔、通っていた日能研の学習塾では、理科の授業ではいつも、「君は天才だね」という評価をもらった。 「天才だね」は理科の先生が口癖にしていた言葉で、理科の授業中は、クラスの誰もが「天才」で、問題に正解しようが間違えようが、あるいは口ごもった時にだって「君は天才なんだから」とおだてられ、とにかく自分の考えかたを口にできれば、先生からは「君は天才だね」のお墨付をもらえるのが常だった。 反応時間は短くなっていく いつからの機能なのか、Twitter で何かを書くと、専用ブラウザだと書き込みの横に、RTされた数が記載されるようになった。ブラウザでTwitter を眺めても、自分の書き込みがどれだけのお気に入りに登録され、どれだけのRTを獲得できたのか、書いた言葉の「価値」みたいなものを数字で把握できるようになった。 Twitter の最初の頃、いろいろ書いてはフォロワーの数字を眺め、数日

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    moronbee 2013/06/06
    承認欲求の大きさも飢餓感も個人それぞれだけど、確かにフロー状態の人っているよね。
  • オーダーについて - レジデント初期研修用資料

    上司の側から現場に出されるオーダーというものは、願望ではなく行動目標として記載されないといけない。 間違った文法に基づいて出されたオーダーは、責任を現場にかぶせ、上司を免責する効果がある。上司の側にはオーダーの文法を守る道理が生まれないから、「それは正しいオーダーではありません」というメッセージは、現場の側から伝えていかないと、職場の空気はだんだんと悪くなっていく。 願望と行動とは違う たとえば「床ずれの発症をゼロにしましょう。患者様のためです」という目標は、上司の単なる願望であって、オーダーとは違う。目標をどれだけ熱心に唱えたところで、「発症ゼロ」という目標を達成するための手段が示されない限り、それをオーダーとして受容してはいけない。 上司の唱える目標が、たとえば「今まで4時間おきだった体位交換を、今月からは1時間おきにします」であれば、これはオーダーであるといえる。通常勤務をこなしなが

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    moronbee 2013/05/24
    "恐らくはこうした上司が免責される構造の有無が、企業のホワイト/ブラックを分けている" // ですねー。
  • 橋下知事のこと - レジデント初期研修用資料

    blog の転載。橋下知事がまだ大阪市長選を戦っていた頃の記事。 橋下市長のは役に立つ 研修医の昔から、人と話すのが苦手で、交渉ごとがとにかく下手で、何かいい方法はないものなのか、弁護士の人たちや企業のクレーム担当の人が書いた交渉のをいろいろ読んだ。 交渉のマニュアルというものは、ごく大ざっぱに「誠意を持って語りかければ相手はきっと分かってくれる。駄目なら殴らせて警察を呼べ」という文脈で書かれていたが多かった。誠意をどうやって表現すればいいのか、自分にはちっとも分からなかったから、こういうは役に立たなくて、ずいぶん困った記憶がある。 いろんなに手を出す中で、橋下知事が平成15年に書いた交渉の、「最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック」というは、ずいぶん実用的に書かれていて感心した。自分が交渉のをまとめていく中で、橋下知事の「勝つ」

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    moronbee 2013/03/14
    "最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック"
  • 大きな話ができる人 - レジデント初期研修用資料

    少ないリソースをやりくりできる能力と、たくさんの人数や、大きな予算をその大きさなりに使ってみせる能力とでは、求められるものがずいぶん違う。 小さなタスクを正確にこなせる人が増えた一方で、世の中からはたぶん、大きな話を大きく論じられる人が減った。 大きさが変わると道具も変わる 同じ「切る」道具であっても、手術用のメス刃とチェーンソーとでは異なって、「丸太を切る」という問題があった時に、「大きなメス刃」は解答としてふさわしくない。大きな問題を論じるためには「大きな言葉」が必要で、大きな言葉はたぶん、小さな言葉の延長線上には存在しないのだろうと思う。 新人だったころの田中角栄は、選挙の第一声として、「みなさん、あの山を削っちゃいましょう。余った土は海に入れて佐渡ヶ島とつなぎましょう。山がなくなれば雪は全部関東の方にいく。新潟の耕作可能免責は飛躍的にひろがる」とマイクでがなった。 「大きな言葉」で

    moronbee
    moronbee 2013/03/14
    マネージャーとは異なる、よりよい未来に向けて人々の心を一致団結させるリーダーの力。内から湧き出るリーディング能力について。
  • 実社会がソーシャルゲームになる - レジデント初期研修用資料

    開発者だってご飯をべないといけないだろうから、ハードウェアはまだまだこれからも進化を続ける。進化した何かを販売するためには新しい需要が必要で、そうした需要を開拓していった結果として、実世界をゲーム化していく流れのようなものが、これから先進んでいくのだろうと思う。 AR は面白い どこかの水族館で、スマートホンを水槽にかざすと魚の情報が表示されたり、魚の写真をスマートホンに取り込むことができたりするサービスが始まるらしい。とても面白い試みなのではないかと思う。 絶対音感を持つ人は、耳から入ってくる音を音符に変換することができる。前知識なしに眺めた風景は単なる景色にすぎないけれど、魚に詳しい人が水槽を眺めれば、泳ぐ魚の群れは、名前を持った意味の集積として解釈され、目に入る風景は全く異なったものになってくる。 拡張現実の技術というものは、水族館であったり野鳥観察の施設であったり、意味が分かると

    moronbee
    moronbee 2013/02/13
    プライバシーを考慮しない設計や、バランス悪い使い手ばかりだとそうなるだろうけど、そうはならないと思う。
  • コントロールについて - レジデント初期研修用資料

    問題に対して提案できるプランがあれば、状況はコントロールできる。 問題に対して上司と部下とのチームがあって、どうすればいいのか、正解に到達するためには何が不足しているのか、上司も部下もそうした問いに答えを持っていないのならば、経験年次を無駄に費やしてしまったぶんだけ、上司の方が問題に対してより無能であるといえる。 誰だって自分の無能を認めるのは嫌だから、アイデアの不在は暴言や暴力で穴埋めされて、結果としてチームからはコントロールが失われてしまう。 経験の意識化と体系化 不明の状況に対して説得力のあるプランを提案するのに必要なのは、経験の意識化と体系化なのだと思う。 経験を体系化して持っている人は、不明の状況に対峙してもなお、自分の能力でコントロールできる部分を、不明から切り出せる。問題の大きさは切り出した分だけ小さくなるから、解決はそれだけ近づいてくる。経験の体系化が不十分だと、未知はま

  • 意味のない書き出しには意味がある - レジデント初期研修用資料

    コピーを書くときには、まずは頭で何かを考え、次にメモ紙に「要するに」と書きだし、「要するに」に続く文章をそのままメモに書き、最後に「要するに」を削除するとうまくいく、というコピーライターの話をどこかで読んだ。 「要するに」という書き出しは、結果として削除されてしまう、不必要なものだけれど、頭にある発想を形にしていく上で、書かなくてもいい書き出しをあえて書くことには大切な意味があるのだと思う。 Twitter は話し言葉で書く Twitter はふだん、話し言葉をそのまま書くように心がけている。そうすることで、頭の中にある漠然とした考えが、文章として具体化する可能性が高くなるような気がしている。 Twitter ではだから、自分が書いた文章には、「こう、」とか、「なんというか、」とか、「なんとなく、」とか、それだけでは何の意味もない書き出しがたくさん出てくる。書き出しの言葉は意味を持たないけ

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    moronbee 2012/10/31
    "メモ紙に「要するに」と書きだし、「要するに」に続く文章をそのままメモに書き、最後に「要するに」を削除するとうまくいく"
  • マインドコントロールの基礎 - レジデント初期研修用資料

    うちの家を、まったくの他人が支配してたことがあったという逸話を読んで思ったこと。 リンク先では、「母の友人」としてやってきた正体のよく分からない人が、家族のそれぞれに怪しい働きかけを行うことで、一家が離散寸前まで追い詰められる。 マインドコントロールというと、なんだか怪しげな、複雑怪奇な技法を想像しがちなのだけれど、リンク先の物語で行われていることはたぶん、「君、なんだか評判悪いみたいだね。でも僕は君の味方だから」という文言を、家族の全員に、何度も繰り返していただけなのだろうと思う。 心理的な隔離の効果 上司に当たる人が、組織から誰かをつかまえて、「君、なんだか評判悪いみたいだね。でも僕は君の味方だから」といい含め、組織に戻すと、呼び出されたその人は、他の人を信じられなくなる。他ののメンバーに自分の評判を確認すれば、もちろん「そんなことはない」という返事が返ってくるのだろうけれど、それが嘘

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    moronbee 2012/10/25
    直接話すの大事。
  • マンション販売の人が来た - レジデント初期研修用資料

    「節税になるからマンションを買いませんか?」という電話が、病院にはよくかかってくる。 地域を変えながら、今まで仕事をしてきたのだけれど、マンション購入の勧誘電話は、どこでもなぜか、「大阪マンション」を勧めてくる。だいたい6000万円ぐらいでマンションをローンで購入することで、ローンに支払うお金を経費で落とせば節税になり、なおかつマンションは誰か別の人に賃貸することで家賃収入が得られ、最終的に資産になるから、「先生が損をする可能性はありません」とたたみかけてくる。 自分はいつも、勧誘電話をすぐに切ってしまうのだけれど、人によっては話を聞いて、あとから内容を教えてくれたり、あるいは実際にマンションを買って、特に開業医の先生なんかで、マンションを4つぐらい抱えて身動きが取れなくなっている人がいる、なんてうわさ話を聞いたこともある。 物が来た 今いる施設は、事務の段階で電話を断ってくれる。「マ

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    moronbee 2012/10/22
    生きる上で必要なバッドリテラシー。ほんと人のいいお年寄りとか騙さないで、買いたい人に売ってほしい。
  • 新しい市場のつくりかた - レジデント初期研修用資料

    最近買った新しい市場のつくりかたというの感想文。 足で書いたは面白い 今までになかった新しい商品を販売することで成功した人たちを訪ね歩いて、成功の理由、あるいは新しい商品を発送する原理のようなものを導こうとした。いろいろ参考になった これは「足で書かれただ」という印象を持った。理念ではなく、具体を重ねて論に到達するような。こうした書かれかたをしたは、読むといろんな発想が広がる。同じ具体例を作者と共有しつつ、作者とは異なった理念の衝突が楽しかったりもする 「足で書かれた」とは逆に、理念先行、論が理念を補強する「頭で書かれた」というものもある。頭で書かれたで描かれる理念は整合がとれていて、読んで「ははぁ」と頷く部分も多いのだけれど、発想はそこで閉じてしまうことも多い 個人的にはたとえば、佐々淳行の危機管理に関するは、「頭で書かれた」であるように思う。佐々の危機管理に関する

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    moronbee 2012/10/15
    "新しい市場のつくりかた"
  • 中国にいってきた - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 夏休み 動機は単純。パンダを見に行こう。 準備なんか何も考えていなかった。 先の読めない仕事。遠い先の予定をいれると、 予定直前になったとき、締め切り効果で判断ミスの可能性が増える。 幸い、現地のガイドさんにはつてがあった。「いつでも大丈夫ですよ。」との力強い返事。 信じた自分たちが馬鹿だった。 航空券は、直行便が一杯。上海で中国の国内線に乗り換えるルートが、何とか空いていた。 割引がないから高いけれど、ツアーじゃないから、これは仕方がない。 なんとか休みが見えてきた1週間前。ガイドさんからメール。「別な仕事が入りました。残念です。」 なんだよそれ。 中国語なんてもちろんできないし、行くのは奥地だ。ガイドと車がないと、話にならない。 慌てて中

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    moronbee 2012/10/15
    "長期間の契約とか、安定した未来といったものを信じない人達の社会というのは、どうしたってコネクション優先の社会になる"、"日本だって遠からず、そうした社会に戻る" うーん。。
  • 人事の説得技術 - レジデント初期研修用資料

    最近話題になった、私はこうして退職を強要された/NECリストラ 面談一問一答メモ という記事を読んで、ネットでいろいろ教えていただいたことのまとめ。 独特の言葉遣いについて 記事中では、NECからの退職を拒否した「男性」が、11回も繰り返される面談を通じて、「上司」から退職を要請される。 上司が執拗に繰り返す「今の職場で今のまま業務を続けてもらうのは難しい」という文言は、読んでいて息が詰まりそうになる。 男性が何を問うても、上司は同じ言葉を繰り返す。記事の後半、激昂した上司が一瞬、普通の言葉で「男性」を叱ってみせるけれど、すぐにまた「今の職場で今のまま業務を続けてもらうのは難しい」という文言に戻る。上司はたぶん、何かの意図があって同じ言葉を繰り返しているのだけれど、自分には当初、その理由がよく分からなかった。 ある意図を達成するために作られた特別な言葉というものがある。有名なのが「記憶にご

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    moronbee 2012/10/10
    さすがの指摘。// しかし、法の根拠の信頼が崩壊してるから適法でもないだろうし。こんな状態ははっきり違法と示してほしい。
  • 人は禁じられた方向に努力する - レジデント初期研修用資料

    組織やチームの文化というものは、スローガンや目標ではなく、日常の動作やおしゃべりにおけるちょっとした制約が作り出す。 「全部英語」は極端であるにせよ、その会社、その組織、その業界独自の言葉や言い回しを作ったり、あるいは「その場で発してはいけない言葉」を作って共有すると、その場には独自の空気が生まれる。外から入ってきた人が「その組織の人」になるまでの時間は、そうした空気がある場所では大幅に短くなっていく。 制約が空気を作る 「ノー」を禁じた組織には、「ノー」を表現するための語彙が増えていく。「現実的に」を禁じた会議室からは、実際に実現できるアイデアが増えていく。 何か到達したい状態があるのなら、それを目標として声高に叫んでみせるよりも、目標と反対側の単語を禁じてやると、人間は案外、その方向に能力を発揮する。 内科医の会話から「外科」という言葉を禁じると、「外科に相談」みたいに便利な言葉が一切

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    moronbee 2012/09/24
    "「嫌だと思った時には、理由のいかんを問わず「嫌だ」と表現しましょう」というルールのほうが、教室が「和」の空気に到達できる可能性は高いのではないかと思う"
  • 快適さの支点 - レジデント初期研修用資料

    道具に対して快適さを感覚するためには、道具が「支点」を備えていること、道具の支点がユーザーの直感を裏切らないことが大切になってくる。 様々なアプリケーションを動かすためのプラットフォームとして、たとえばiPad は現時点での正解なのだろうけれど、ある種の汎用性を放棄してみせることで、道具としてもっと使いやすいデザインを提案する余地は、まだまだあるように思える。 Nexus7 を買った 今度出すマニュアル電子書籍版が予定されていて、タブレット端末での版面をチェックしたくて、Google のタブレット端末を買った。タブレット端末は、言ってしまえば大きなスマートホンでしかないけれど、大きさが解決してくれる問題はけっこう大きかった。 画面が大きくなることで、文字が圧倒的に見やすくなるのはもちろん、個人的には、PDFのページ内リンクをタップした時の当たり検知が正確になるのがありがたかった。マニュ

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    moronbee 2012/09/14
    "先行者たるApple は、そういうものを決して作らないだろうからこそ、後続のメーカーには、プラットフォームとしてもっと「劣った」製品を目指してほしいなと思う" そう思う。
  • レビュアー募集のお知らせ - レジデント初期研修用資料

    以前出版させていただいた「内科診療ヒントブック」について、現在第2版を出版するための準備を行なっています。このについて、出版前のレビューを行なって下さる方を募集いたします。 レビュー期間は 2012年9月14日から2012年10月15日までの1ヶ月程度、レビュアーの数は10人程度を予定しています。レビューをお願いする方は、今回は医療従事者に限定させて下さい。 書籍の概要 今回の版では、「金曜日の17時30分に役立つ」を目指しています。 平穏に過ぎた金曜日の17時30分、帰宅の2文字が頭をよぎったちょうどその頃、「先生、肺炎みたいな患者さん紹介されたから、そのまま入院にしておいたのでよろしく」という上司の電話で平穏は終わり、 病棟に上がってみれば肺炎の症状なんてどこにもない、そのくせ重篤感はたっぷりの患者さんがベッドに横たわり、カルテは真っ白、紹介状にも「風邪薬では治らないので後よろしく

  • 歩きかたと登りかた - レジデント初期研修用資料

    研修医だった大昔、患者さんが病棟に上がってきても、オーダーを出すのが大変だった。 ある病名を背負った人に何を行うべきなのか、知識としては一応持っていたのだけれど、それをどうすれば「オーダー」という記法に落とし込めるのか、思うところを書いても、病棟からは「これでは指示を受けられません」なんて突き返されたり、「ふつうに点滴をつないでおいてくれればいいから」と言われた患者さんがいて、じゃあ「ふつう」とは何なのか、ラクテックなのか、ソリタT3なのか、まずはそこから分からなかった。生まれて初めて処方した「ふつうの」輸液製剤は10% EL 3号で、それを書いたら「どうしてEL なの?」なんて、先輩の研修医から怒られた。 駆け出しの当に最初のこの頃、けっこう長い期間途方に暮れて、たまたま集中治療室の患者さんを受け持つ機会があって、婦長からはじめて、「オーダーの書きかた」を教えてもらった。オーダー用紙に

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    moronbee 2012/07/13
    起業する時によく思った。動いて探して時間を使えば解決できるんだけど、何とも効率的でない感じ。// 研修医専門で抜群に効率的で、よい意識を育むカリキュラムを持ったコンサルとかあったらいいのかな。
  • レジデント初期研修用資料 凄いのにそう見えない人

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 当に仕事ができる人というのは、一見すると何も仕事をしていない ように見えるのかもしれない。 できるほど透明になる 最近、ベテランの医事課のスタッフが一人、退職された。 「適当にやっておいて下さい」が通用した、数少ない人だった。 何か特別な資格を持っているとか、ものすごく大きなプロジェクトを成功させたとか、 そういう武勇伝みたいなものはなんにも無くて、淡々と医療事務をこなすだけの人。 でもすごい。仕事が快適。 事務仕事というのは複雑怪奇で、医者をやっている側からすればできれば近寄りたくない。 ああしたい、こうしたいという思いが医療者側にあっても、行政側にはその制度が無いとか、 それをやるためにはなにか特別な申請が必要とか。医療事務は、 そのあ

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    moronbee 2012/07/02
    "本当に上手な再建人がいるとしたら、その人が現場にはいっても、 一見何も変わらないように見えるはず"
  • 丈夫なシステムについて - レジデント初期研修用資料

    大学病院に入局した昔、田舎の電源事情は妙に悪くて、停電は日常だった。雷が落ちると病棟の電気が消えて、エレベーターに看護師さんが閉じ込められたり、大学のインフラは案外貧弱だったのだけれど、業務はあまり止まらなかった。非常用発電機の音を聞きながら、暗い病棟に殴り書きの伝票を持った研修医が走り回って、走らされるほうも、受け取るほうも、いい加減なシステムを回すのはきっと大変だったのだろうけれど。 きっちりやると脆くなる 震災直後の停電で、近隣の基幹病院は、病院の機能全てがダウンした。 電子カルテや画像診断装置が動かなくなるのはもちろん、薬剤を処方しようにもオーダーは出せないし、記録を残そうにもPCが動かない。救急外来の機能は止まって、救急車を受けることはもちろんできなくなって、調理室が上の階にあったから、入院患者さんに事を配膳するのも大変だったのだと。 新しい施設は電子化が行き届いていて、動線は

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    moronbee 2011/11/16
    "「この業務に必要なロバストネス」を、ルールを作る側の人たちは定義してほしいなと思う。"
  • 何を「やらない」のかを考える - レジデント初期研修用資料

    「これをやりたい」は願望であって、そこにたどり着くための「やらないこと」を決断して、願望はようやく、戦略としての意味を持つ。 「やらない」を決断したその先には、必然的に不利益を被る誰かが存在するから、戦略を決めることは、たいていの場合「誰を敵にするのか」を決めることでもある。敵と名指しされた誰かは、当然のように反対する。反対の声を受け止めるために、その戦略に乗る側は固まって守りを固めたり、あるいは責任を転嫁するための理屈を共有したりする必要が生じる。 戦略が決定されれば敵が名指しされて、敵の存在は、必然として味方を思考させ、動作を促す。 敵を名指しする仕組み 大昔、「個人のblog が大手メディアに取って代わる」なんて言われて、専門家が書く blog は増えて、恐らくは品質の高い記事も増えたけれど、みんなの目線は結局、大手メディアから2ちゃんねるのコピペブログに持って行かれた。 大手メディ

    moronbee
    moronbee 2011/11/16
    "戦術でどれだけの成果を上げたところで、戦略不在の戦略は、成果には決して結びつかない。" // 心に留めよう。
  • 問題と向き合う態度について - レジデント初期研修用資料

    それが勉強であっても遊びであっても、何かの問題に対峙したときには、まずはその問題とどう向き合っていくのか、自分の覚悟というか、計画を「これ」と定めておかないと、努力を積むときの効率がずいぶん変わってくる。 人間の先を超えた人 難しすぎて、人間には攻略不可能なんじゃないかと言われていた「怒首領蜂 大往生 デスレーベル」をクリアした人のインタビュー記事 が興味深くて、未だによく読み返す。 ゲームを攻略するときには、「リソース管理」と「クリア計画」という考えかたがあって、自分にはとても新鮮なものたに思えた。 <引用> クリアの計画とは普通のシューティングゲームを攻略する場合に使う大局的な考え方で、コンティニューしても何でも良いのでとりあえず1回ラスボスを拝むところまでプレイした後に、ラスボスを倒すためには何が必要かを見積ります。 具体的には、まずラスボスを確実に倒すためには残機が何機必要で、ボム

    moronbee
    moronbee 2011/09/05
    "目標達成のためにはどういう計画を立てるべきなのか、自分に足りない部分をどうやって発見すればいいのか、計画のたてかたや、見直しのタイミングといったものは書かれていなかった"