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不条理よりの使者と文章に関するmurashitのブックマーク (2)

  • HAPPY BIRTHDAY TO HIS MAJESTY - OjohmbonX

    とても張りのある太もも。短いタイトスカートから伸びる二。太ももの張りと張りを合わせて……はりあわせ。はりあわせが徐々に開いてゆく。そしてその奥の黒い密林、三角洲が望まれる。おろそかな膝を持つこの中年女は電車で眠りこけている。 向かいに座る老爺はそれを凝視していた。彼の股間の眠れる獅子は久方ぶりに頭をもたげた。性的な興奮を覚えた訳ではない。ただひたすらユニクロの罪深さによる。ユニクロのヒートテックは汗を吸って発熱する素材だ。ヒートテックのタイツは老爺の尿漏れを吸って耐え難い熱さを発揮した。獅子は熱にうかされたまでだった。 それはまるで独立した無関係の二つの事象だったが、目撃者は統合して一つの物語で理解した。近くに立っていた若い女は何かが始まる予感を抱いた。この老いらくの恋を応援したいと思った。女がさっと車内をひとわたり目配せすると誰もが訳知り顔でうなずいた。 中年女の左隣りの会社員が眠る女

    HAPPY BIRTHDAY TO HIS MAJESTY - OjohmbonX
  • イチローだけじゃない、世界で活躍する日本人 - OjohmbonX

    ゴキブリだった。すぐ目の前にいたが、じっと動かないから気づかないでいた。認識し、驚いて「ワァオ」と声を上げる直前に、乾いた大きな音がしてゴキブリは弾け飛び、粉々になった。心臓が跳ね上がって反射的に後ろを振り返ると、安楽椅子に身を沈ませたままオートマチックのハンドガンを、大きな片手で包み込むように構えるグランマの姿があった。今年で80の古き良きアメリカのグランマが、大型のハンドガンを手にする事態もさることながら、驚きは何より、その銃口が俺に向けられていることだ! 既にハンマーは起こされ、トリガーにはグランマのしわしわの指が掛けられていた。 「ヘイヘイ、冗談はよしてくれよグランマ、俺はあんたのかわいい孫なんだぜ、それを」 乾いた大きな音と同時に、額に衝撃のような熱が走るのを彼は最期に感知したが、それきりだった。 さあて、もう後には引けない。この手であたしはろくでなしの孫をやっちまったんだからさ

    イチローだけじゃない、世界で活躍する日本人 - OjohmbonX
    murashit
    murashit 2009/09/28
    すごすぎるだろこれすごすぎるだろ
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