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お話に関するmurashitのブックマーク (5)

  • 小説 - ポリチンパン(3)

    が家を出ていったことがきっかけではない、そう男は供述している。が出ていってしまったせいでやけになって事件を起こすなんて馬鹿げている、発端は結婚するよりも前にある、社会人になった瞬間からこうなる運命だったのかもしれない、そう銀行員の男は供述している。 供述によると、入行してすぐに行員専用カードローンを申し込んだ、というよりも申し込まされたという。三百万円まで自由に利用できる当座貸越枠を手に入れると、最初は(金利がもったいない、給料の範囲で生活していればカードローンなんて使う必要がない)と考え、借り入れすることを恐れさえしていた新入行員たちは、しばらくするとそれぞれが思い思いの、いわゆる遊興費とよばれる資金使途のためにATMにローンカードを挿入し、暗証番号と金額を入力し紙幣を手にすると、まるで打ち出の小槌でも手に入れたかのように気が大きくなって、二度目の借り入れまで時間はかからなかった、皆

    小説 - ポリチンパン(3)
    murashit
    murashit 2015/07/21
    盛り上がってきた
  • 神話、引喩、オカルトパンク。一部で妙に評価が高いWeb小説『幻想再帰のアリュージョニスト』とは - 魔王14歳の幸福な電波

    『幻想再帰のアリュージョニスト』 この小説が面白すぎてもう辛抱堪らなくなったので(エア)ステマ*1です。 異世界転生保険とは契約者人を受取人として、保険量である新たな人生を給付する制度である。 身の程を知らない、馬鹿な思いつき――そのような予断に基づいて下された攻撃命令。暗号通貨の交換所に攻撃を仕掛けた十六人の呪文使い達が一人残らず攻性防壁で脳を灼き切られたばかりか、感染呪術によって三親等以内の親族が皆殺しにされるという大惨事に直面して、ようやく【公社】の電脳保安部の責任者は事態が自らの手に負えないレベルにあることを認識した。 事象改竄系過去遡及呪文【叙述悪戯】。 語りの焦点をずらし遠近感を狂わせ、時間を遡って過去の事象を再解釈し、『実はこうだった』という事実の開示(に偽装した過去改変)を行う類推呪術(アナロギア)の一種。 性別誤認、年齢誤認、人物誤認、数量誤認、状況誤認、時間誤認、動機

    神話、引喩、オカルトパンク。一部で妙に評価が高いWeb小説『幻想再帰のアリュージョニスト』とは - 魔王14歳の幸福な電波
    murashit
    murashit 2014/09/15
    うーん
  • 171×59×19 - OjohmbonX

    [ 1 ] 高画質になるのも考えもんだなと思いながら、酒井は右手を思いきり伸ばしてスマホで自撮りを繰り返す。ベストショットを小さくリサイズし、トイカメラ風に軽く加工して一度は納得したものの、思い止まって加工した画像を削除する。ちょうどその瞬間にメールを受信する。 「カズっていいます。掲示板見てメールしました。よかったら返事ください168.55.19」 酒井は返信ボタンを押し、文に「がぞ」と入力する。変換候補の一番目に「画像交換できますか?」と辞書登録された文章が表示される。それを選んで送信する。ベッドに寝転んで落ち着かない気分で待っていると、ほどなくしてまたメールを受信する。 「こんな感じです」 添付された写真を見て酒井は、勝ったと思った。「俺はこんなです」と先ほど撮影した未加工のベストショットを添付して送信する。 自分の顔写真を酒井は見返す。朝から3時間も費やした中でのベストだとしても

    171×59×19 - OjohmbonX
  • ブラックハンターよしえがいくわよ〜 - OjohmbonX

    あたしブラックハンターよしえ。45歳。世の中にはびこるブラック企業に潜入して闇をあばく。政府の密命を受けて、長かった自宅待機からついに解き放たれる。今度の獲物は全国チェーンの居酒屋、八兵衛。ブラックのにおいがプンプンするわ。待ってなさいよ〜。よしえが行くわよ〜。 面接おちた。年下のガキみたいな男が店長で、あたしホールでもキッチンでも何でもするっていったのに馬鹿にした顔して、うちは大学生とか若い子中心でやってますからだって。あたしだってハンターやってますからですけど!? 店長のくせしてほんと生意気。ブラックのにおいプンプンする。完全に黒ですね。 でもかえって落ちてよかったかもしれない。近所の八兵衛だから、知った人がきたら困る。もしあたし「正体」バレたら終わりだもん。死ぬしかないもん。 もっと遠くの八兵衛にしよう。待ってなさいよ〜。よしえが行くわよ〜。 面接うかった。当然よ。とりあえず水曜から

    ブラックハンターよしえがいくわよ〜 - OjohmbonX
  • 兄と吾郎とVリーガー - ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ

    「いいか吾郎、今日は早く寝るんだぞ」 歯みがきの時間、お兄ちゃんが口を泡だらけにして言った。かなり念入りに歯みがきをしている。 「うん、何時に起きる?」 「4時。そんで4時半出発。」 まだ9時にもなっていないから、7時間はねむれる。 「うん、わかった。目覚まし時計をセットしなくちゃね」 「父さんのでっかいのを借りてあるよ。簡単にとめられないように、床に置いておくんだ」 「わ、いいね」 「吾郎がとめろよ?」 「え?」 「オレがとめたら、吾郎が起きないかもしれないからな」 「そっか、まかせて。明日さ、海まで行けるかな」 「オレの計算だと、ぎりぎりいけるな」 ぼくは知っている。 「海、見たいなぁ」 「見れるって」 ぼくは兄ちゃんが、バレーボール選手をベッドに連れ込んでいるのを知っている。 「ほら、先に口ゆすいじゃえ」 そう言ってリステリンをスタンバイする兄ちゃんは、夜な夜な、ぼくが上に寝てる二段

    兄と吾郎とVリーガー - ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ
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