合コンに来たけど女の人がこわいので隣のイケメンに話しかけたらイケメンは心もイケメンで俺みたいな草食キモ男子にもやさしくて地元の話になるとびっくりするほど俺の地元に詳しいし話は面白くて雑学もいっぱい知っててよく見たらタモリだった。俺はその夜、もちろんタモリに抱かれた。 「た、たもさん……たもさん……あおお〜〜っ!」 昼になってようやく目を覚ますと、俺の横にはもうタモさんの姿はなかった。少し涙が出た。だめだ。笑わなきゃ。だって、笑っていいともの時間だもん。テレビをつけるとテレフォンショッキングの100人アンケートのコーナーだった。俺の知らない芸能人が今日のゲストだ。(彼が知らないだけで、どう見てもこれは安岡力也である。)タモさんの隣にいるゲスト(どう見ても安岡力也)と、二人をみている観客、そして視聴者……笑いが込み上げる。みんなは知らない、本当のタモさんを知っているのは俺だけだ。 「はい、じゃ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く