増補 虚構の時代の果て (ちくま学芸文庫)posted with amazlet at 09.03.20大澤 真幸 筑摩書房 売り上げランキング: 6880 Amazon.co.jp で詳細を見る 先日、会社で組んでいるバンド*1の集まりで飲んでいたときに、偶然オウム真理教の話になった。そのとき、バンドのメンバーであるひとりのオンナノコ――20歳ぐらいの――が「オウムって何をした人たちですか?」となんの思惑もなしに言った。そのなんの思惑もないところが私には衝撃的だった。だからこそ、読む順に積まれている積読本の山の真ん中あたりからこの『虚構の時代の果て』を選んだのだと思う。無論、私が受けた衝撃とは、ごく個人的な経験からくるものであろうが、このタイミングで(宮台真司と並ぶ)日本の社会学界のビッグネームである大澤真幸が、オウム真理教を取り扱ったこの著作を読まなければいけない。そんな気がした。 既
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