「*1」とかのコメントは訳注です。第一話で終わりですが、Aパート、Bパートと続きます。 「おめでとう!」 ネズミがしゃべったので、私は魔法を信じることにした。*1 「魔法少女委員会は、君に魔法使い師の素質有りと正式に認定したよ。君は今日から、この紀津市の第八代目魔法少女だ。僕は委員会との連絡係にして、君のマスコットオプションとなる謎の生物。よろしく頼むよ」 信じたといっても、こう矢継ぎ早に説明されてはたまらない。私は覚えが悪いのだ。そんな顔をしていると、この利口なネズミは的確に状況を察したらしい。 「ちなみに細かいことはこの冊子に書いてあるから、家に帰ってゆっくり読んでね」 ちゃんと製本されたマニュアルだ*2。さすが委員会というだけあって、お役所みたい*3にばか丁寧だ。 「あと君は僕をネズミと思ったようだけど、残念僕はネズミでもリスでもありません。あくまで謎の生物。具体的な描写はおいおいの