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2011年1月1日のブックマーク (3件)

  • 『キック・アス』、あるいはbloggerの話 - 脳髄にアイスピック

    お正月はやっぱりヒーロー映画だよねっ。というわけで、仮面ライダーを観るか、ウルトラマンを観るか数分迷った末に『キック・アス』を観てきました。 女にもモテず、友達は冴えない奴らばかりで、唯一の癒しはコミックカフェとマス掻きというどこにでもいる冴えない少年、デイブ。 そんな彼はある日友人達にこう問いかける。 「みんなヒーローが好きなのに、なぜ人はヒーローにならないのか」 彼の問いは友人達からは一笑に付されてしまうが、デイブを馬鹿にしちゃいけない。そう、幼き頃の僕らだってキカイダーやコンボイやタートルズといったスーパーヒーローに憧れたはずである。誰もが当はヒーローになりたいんだ! そして、不良からカツあげにあったときに周囲の人間から見て見ぬ振りをされたデイブはとうとう自分がヒーローになってやろうと決意する。 そういうわけで、通販でだっさいウェットスーツマスクを購入し、鏡の前でポーズを決めるな

    『キック・アス』、あるいはbloggerの話 - 脳髄にアイスピック
    murashit
    murashit 2011/01/01
    俺たちがハックルさんに復讐を果たす日は来るのか……
  • リディア・デイヴィス『話の終わり』(1995) - キッチンに入るな

    《もしも誰かにこの小説のテーマは何かと訊ねられれば、いなくなった男の話だと私は答える。》p12 《そういう景色も気候も私には目新しかったので、熱心に観察した。》p34 大学教師であり、翻訳の仕事もしている「私」が、何年もまえに付き合って別れた男、「彼」とのあいだの話を、小説として書こうとしている。 当時の「彼」は学生で、「私」と年齢に12歳のひらきがあった。交通事故のような恋愛のはじまりから、唐突な終わりまで――その後「私」が終わりを受け入れるまで――の小さな出来事の数かずと心の動きの連なりを、できる限り正確に文章化するのが「私」の目標であるようだ。 いつ、どこで、何があったのか。起きたことを正確に描くには、周囲の様子も詳細に書き込まねばならない。どう考え、どんな感情が生じたか。昂揚、冷めた思い。うねる疑心、期待と嫉妬。「私」は当時の揺れる自分をピンセットでつまみあげ、明かりに照らしてしげ

    murashit
    murashit 2011/01/01
    思い出すことを突き詰めると必然的に偏執狂的になってゆくことは誰もが経験することで、それをこれまた精確に思い出すと……という構造か。
  • 今年のまとめ - あれも、これも