現在、吉祥寺のバウスシアターで『ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ』が開催されています。この監督については以前に『グロリア』だけ観ていて「おお、なんとかっこいい映画なのだろうか〜」と腰が抜ける思いだったので、この企画を知ってから「行かねば」と思っていました。まずはデビュー作の『アメリカの影』を。俳優にその場で即興的に(インプロヴィゼーションで)演技をさせた、え、だから音楽がチャールズ・ミンガスなの! という出オチ感はあるんですが、とても面白かったです。え、こんな童貞くさい1959年に撮られてたの!? と思いましたし、童貞感の普遍性のようなものさえ感じさせてくれる。主人公の一人が黒人差別を目のあたりにしてナイーヴになったり、ナンパした女性に先約があってケンカになってフルボッコになったり、という負け方が気持ち良いほどであって「童貞こじらせている人みんなに観てもらって、グッときたり、みじめ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く