タグ

2019年5月16日のブックマーク (3件)

  • 謹告(深井智朗氏『ヴァイマールの聖なる政治的精神』ほかについて)―― - 岩波書店

    小社が2012年5月に刊行いたしました深井智朗氏の著書『ヴァイマールの聖なる政治的精神──ドイツ・ナショナリズムとプロテスタンティズム』(以下、書)を、絶版とし、可能な限り回収することを、日、社として決定いたしましたので、謹告いたします。 2019年5月10日に公表されました東洋英和女学院大学調査委員会の報告書(以下、報告書)によりますと、書には、研究上の不正行為にもとづく記述が含まれていること、具体的には、書の第4章で紹介されている神学者カール・レーフラーなる人物、およびその人物が著したとされる論文は、いずれもその存在を確認できず、深井氏による捏造であると認定されました。

    謹告(深井智朗氏『ヴァイマールの聖なる政治的精神』ほかについて)―― - 岩波書店
  • わたしたちが絶滅させてはいけない現代忍者エスピオナージュまんが『ヤオチノ乱』について - 名馬であれば馬のうち

    これまでのあらすじ(スキップ可) せがわ版『甲賀忍法帖』を読んだよ。 『伊賀の影丸』を読んだよ、『忍空』を読んだよ、『カムイ伝』を読んだよ、『ムジナ』を、『ニンジャスレイヤー』を、『NARUTO』を、『あずみ』を、『アイゼンファウスト』を読んだよ。楽しかったよ。楽しかったね。 そうしてたどり着いた2019年のわたしたちの忍者的気分は最悪だ。ひとことでいえば不感症に近い。もうどんな伝奇バトルにもロマンを感じなくなってしまった。忍者が出てくるものには特に。 いまや忍者はサンタクロースやキャベツ畑のコウノトリと同等の、ベタで新鮮味のない空想生物に成り下がった。江戸時代に閉じ込められ、昭和に置き去りにされた憐れむべき講談の絶滅種。 奇跡や魔法が廃れたように、もはやどこにも忍法は存在ない。池袋の駅前に立つとそれがよくわかる。 道行く人々はどいつもこいつも世間のツラだ。あなたは幻想ではなく現実が見通

    わたしたちが絶滅させてはいけない現代忍者エスピオナージュまんが『ヤオチノ乱』について - 名馬であれば馬のうち
    murashit
    murashit 2019/05/16
    さすがです宗匠……
  • 『バレエ・メカニック』(早川書房) - 著者:津原 泰水 - 柳下 毅一郎による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    造形家である木根原の娘・理沙は、九年前に海辺で溺れてから深昏睡状態にある。「五番めは?」-彼を追いかけてくる幻聴と、モーツァルトの楽曲。高速道路ではありえない津波に遭遇し、各所で七… 造形家である木根原の娘・理沙は、九年前に海辺で溺れてから深昏睡状態にある。「五番めは?」-彼を追いかけてくる幻聴と、モーツァルトの楽曲。高速道路ではありえない津波に遭遇し、各所で七肢の巨大蜘蛛が目撃されているとも知る。担当医師の龍神は、理沙の夢想が東京に"砂嵐"を巻き起こしていると語るが…。『綺譚集』『11』の稀代の幻視者が、あまりにも精緻に構築した機械仕掛の幻想、全3章。 バレエ・メカニック=機械式バレエとは美術家フェルナン・レジェと作曲家ジョージ・アンタイルの共同プロジェクトである。一九二四年、レジェの作る映画にアンタイルが音楽を付ける構想ではじまったプロジェクトだったが、実際にはアンタイルはレジェの映

    『バレエ・メカニック』(早川書房) - 著者:津原 泰水 - 柳下 毅一郎による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    murashit
    murashit 2019/05/16
    「サイバーパンクはSFを現代に引き戻した。それこそがサイバーパンクの最大の成果である」