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ブックマーク / pub99.hatenadiary.jp (2)

  • Sugar,sugar,sugarcoat 雑感 - ここにいないのは

    ヘレナはマリーに恋をした。マリーは自らが悪魔だと告げ、ヘレナが他の少女たちから愛されるように振る舞い、その愛を捧げるように命令する。マリーへの愛を示すために―― という百合短編ADV。 3人の少女とそれぞれ3通りの結末を迎え、悪魔のマリーへどのような愛を捧げるかで結末が変わっていきます。 個人的に非常に好みな作品でした。 ゲームのシチュエーションが当に妙。 女学院を舞台とし4人の仲良しグループに1人の転校生が加わり、ヘレナがその転校生に愛したことによって、その彼女からの命令で友達を落としていくことになる――とかもうね最高。 距離の保たれた仲の良い友達から一歩踏み出し、それぞれの秘めていた想いを明らかにして少女たちに寄り添っていき、彼女たちはヘレナを愛するようになっていくのですが、それは悪魔/愛する人からの命令で、しかも悪魔がその仲を取り持って攻略を助けてくれるときます。 攻略対象はいじら

    Sugar,sugar,sugarcoat 雑感 - ここにいないのは
  • 潮が舞い子が舞い 10 雑感 - ここにいないのは

    海辺の田舎町の高校生たちの群像劇の最終巻。 これまでの回で数々の対話がなされてきて、だいたいのなにげないどうでもいいことと、思春期の孤独と共感が積み重なってきました。 作品の傾向からドラマティックな終わりをもたらさないだろうとは予測していましたが、最後までこれまで通り、彼ら高校生たちの会話とその惹起される感情を読者へ静かに深く刻み込んできました。 推すとはどういうことかとかヒーローに助けられたらどうするかとかいう与太話も、バイトの配置転換で同級生が目の間を通り過ぎていくのを観察することになったちょっとした成長も、田舎町の堂で繰り広げられる幼馴染同士の恋愛もみな等しく、今そのページで彼らが過ごしていく時間です。それは当たり前のことでどんな漫画もそうなのですが、作では一緒にいることや話すことの時間と空間の重みが非常に強くつけられてきました。 昼の公園のベンチで隣に座って喋るとか、だべって夜

    潮が舞い子が舞い 10 雑感 - ここにいないのは
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