昨日の話の続きである。 コロンをつけて体臭を隠すという発想は、コロンの臭いはともかくとして、日本人には馴染みが深い。隠したいものがある場合に、同種の別のもので察知できなくさせる。こういう例は日本にはたくさんある。 たとえば、これはTOTOという便器のメーカーから出ている「音姫」という商品である。わたしは見たこともさわったこともないのだが、女性用のトイレについている装置だそうだ。これは小用をたすときにその音を消すために女性は水を流すことが多く、それが馬鹿にならないくらい大量になるので、水を節約するために水の流れる音を発する擬音装置なのだそうだ。う~ん、こういうもので排尿時の音を消そうとする日本女性はやはり奥ゆかしい。ある女子大では、すべての女性用トイレにこれをつけたおかげで年間1876万円も水道料金が減ったのだという。嘘ではない。こちらにそう書いてある。 TOTOはこの器機を輸出しようと試み