第1版a, 作成:2012/11/13, 更新:2017/02/26 清水操車所は杉並区清水三丁目の西端、環八通り沿いにあった都営バスの操車所です。時期によって異なりますが、晴海埠頭、東京駅南口、新宿駅西口への路線がありました。 この操車所は場所としては大変中途半端なところで、もうちょっと北に行けば井荻駅に辿り着けます。それがそうなっていないのは、ここが都営バスの元来の運行エリアでなかったからです。免許制度、各事業者の運行エリアの範囲が厳格だった時代、荻窪駅付近で都営バスが走ることができたのは青梅街道だけでしたが、これが若干変化したということです。 清水操車所を発着していた都営バス系統の一つの304系統は、1948年(昭和23年)にもともと荻窪駅~築地で開通しました。その後、交通量の増加により、荻窪駅での折返しが困難となったため、1959年(昭和34年)に四面道まで延長され、当時未開通だっ