ビットコイン狂騒曲に潜む「本当の恐ろしさ」 その2 昨日の記事に予想以上のコメントをいただきましたので、反映させながらもう少し続けます。 FRBの量的緩和縮小はどうした?といわれそうですが、全く関係のない記事ではありません。量的緩和縮小については年内に必ず書きますので今しばらくお待ちください。 まずビットコインとペイパルはどう違うのか?とのコメントをいただきました。ペイパルにしても他のウェブマネーにしてもネット上の資金決済に利便性を付加するものであり、「通貨に代わるもの」が新たに発行されているわけではありません。 つまり現在の通貨制度を侵害するのではなく、そのなかに「存在」しています。同じように現在の経済活動は(投資活動も含めて)、すべて現在の通貨制度のなかで「付加価値」を積み上げるためのものです。 それに対してビットコインとは、現在の通貨制度とは全く別に「新しい通貨制度」を創造してしまう