楽天とビックカメラは4月17日、開設から1年となるEC(電子商取引)サイト「楽天ビック」の事業戦略説明会を開いた。ビックカメラは「楽天ビックを通じ、想定以上に実店舗の顧客が増えた」と明らかにした。一方楽天は、楽天市場内の家電の売り上げの伸び率が全体を上回るなど、一定の成果を得た。 だが、自社のECから他企業の実店舗に客を送るのは、楽天にとってはなかなか悩ましい「敵塩」の戦略でもある。実店舗を持つ企業と連携を深めれば、楽天のサイトのサービス向上にはつながる一方、売り上げを失う可能性もあるからだ。「楽天ビック」は出店企業との連携の成功例とするものの、この手法を他業界に広げるかは未定という。 「期待以上の驚くべき効果が得られた」。ビックカメラの秋保徹取締役EC本部長はこう顔をほころばせた。秋保氏が指摘したのは、「O2O(オンライン・トゥー・オフライン)」と呼ばれるマーケティング手法の成果。つまり
ビックカメラは4月10日、「3D液晶テレビ」を4月12日に発売すると発表した。BSデジタル放送「BS11」が放映している3D番組などに対応し、映像が立体的に迫ってくる3D放送を家庭で楽しめるようになる。 3D液晶テレビ第1弾となる「E465」は韓国Hyundai IT製。46V型のフルHD(1920×1080ピクセル)パネルを採用し、専用眼鏡(2個同梱)をかけることで3D対応映像を楽しめる(仕組みなど詳細は関連記事「“飛び出すテレビ”が家庭に 4月発売」)。 地上/BS/CSデジタルと地上アナログ放送に対応。本体サイズは1143(幅)×310(奥行き)×845(高さ)ミリ、本体重量は32キロ。価格は49万8000円。ビックカメラの23店舗とECサイト「ビックカメラ.com」、ソフマップ秋葉原本館で販売する。 3D放送は現在、ビックカメラが出資するBSデジタル放送局・日本BS放送の「BS11
家電量販店上位4社のヤマダ電機、エディオン、ヨドバシカメラ、ビックカメラが無線ICタグの導入効果を検証する共同実験に乗り出す。家電製品にICタグを貼り付け、保守・修理業務の効率化と店舗内のロケーション管理の精度向上を目指す。 家電業界でのICタグ導入では、ヨドバシカメラが先行して2006年5月に開始している。家電メーカーに対してICタグの貼り付けを要請し、製品の受け入れ作業の効率化などに活用している。しかし現在の業務モデルでは、家電メーカー側のメリットが薄く、対応メーカーはあまり増えていない。今回、業界全体で実証実験に取り組むことにより、量販店と家電メーカーの双方にメリットがある業務モデルの構築を目指す。その結果を、EPCグローバルやISO(国際標準化機構)などの国際標準化団体に提案し、グローバルな標準規格として推進していく。 実験は、保守・修理業務の効率化と、店舗内のロケーション管理の精
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く