「フィッシングでIDを盗みネットオークション詐欺」の検挙数が急増 (須藤 慎一=ライター) 国家公安委員会が2008年2月29日、2007年の不正アクセスに関する報告書を公表した(「不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況」PDF)。 不正アクセス犯は、「IDを盗んでからネットオークションで詐欺を働く」手口が、1347件でダントツ1位だった。2位は「オンラインゲームの不正操作」で246件である。 事件を認知するきっかけの1位は「警察活動」で1326件。2位の「利用権者からの届出」は415件で大幅に少ない。ID/パスワードが盗まれたことに気が付かない人、大きな金銭的被害が出なければ届け出をしない人がいるのではないだろうか? 不正アクセス禁止法がデータの公表を義務付け 「不正アクセス禁止法」はコンピュータやネットワークなどのIT悪用を取り締まる法律