Windows XPがリリースされて8年、Windows Vistaがリリースされて3年目となる2009年の1月9日に、マイクロソフトは次期デスクトップOS「Windows 7」のβ版カスタマープレビュープログラムを開始した。本稿では、企業におけるクライアントPC用のデスクトップOSとして、将来的にWindows 7の導入を視野に入れるべきかどうかという観点から、Windows 7 β版の試用リポートをお届けしてみたいと思う。 Vista vs. XP ご存じの通り、発売後8年が経過しようという現在に至っても、いまだにWindows XPが企業用クライアントOSのシェアの大半を占めている。マイクロソフトが当初計画したほどにWindows Vistaへの移行が進まなかった原因としては、以下のような事柄が挙げられる。 Windows Vistaを快適に使用するためには、高性能なCPUや大容量の
![Windows 7 β版から垣間見た企業クライアントPCの未来](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/98001b4e828b338505b9cb7961001fc4e6224fa6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Ftt%2Fnews%2F0901%2F26%2Fl_windows7_01.jpg)