NVIDIAの「GPU祭り」はまだ序章? 生成AIブームは止まらない:湯之上隆のナノフォーカス(76)(1/5 ページ) NVIDIA製GPUの需要が高まる“GPU祭り”は、今後どうなっていくのだろうか。本稿では、AI(人工知能)サーバの出荷台数のデータを読み解きながら、NVIDIAの“GPU祭り”の行く末を予想する。 2022年11月30日に米Open AIがChatGPTを公開して以降、生成AI(人工知能)が大ブームとなり、AI半導体としてNVIDIAのGPUが引っ張りだこになった。しかしGPUの生産において、TSMCの中工程とDRAMを積層した広帯域メモリ(HBM)の2つがボトルネックとなっていたため、世界的にGPUの供給不足が続いていた(拙著『NVIDIAのGPU不足は今後も続く ボトルネックはHBMとTSMCの中工程か』、2024年5月7日)。 そのGPUの中でも特に「H100」