2021年初頭、Twitter(ツイッター)の音声版ともいわれる「Clubhouse(クラブハウス)」が日本市場を席巻したのは記憶に新しい。その後、クラブハウスの勢いは急激に失速したものの、多くの人が改めて「音声」が秘める力に気づいた。 テクノロジーはメディアが一方的に情報を発信する環境を一変させた。ツイッターは文字、YouTubeは動画という手段で、個人による情報発信を可能にした。もちろん、音声もまた、比較的古くからポッドキャストなどの情報発信手段はあったものの、利用は一部にとどまっていた。 だが、2019年には音楽ストリーミングサービスを手がけるスウェーデンのSpotify(スポティファイ)がポッドキャスト関連企業の米Gimlet Media(ギムレット・メディア)と米Anchor(アンカー)を買収。今年に入ってからは米ツイッターが、同じくソーシャルポッドキャストサービスを手がける米B
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