NECは,同社製デスクトップ・パソコンの電源ユニットに不具合が見つかったとして,対象製品1万4600台の部品交換を無償で実施すると発表した(発表資料)。 部品交換の対象となるのは,2003年11月から販売している「VALUESTAR H」と「VALUESTAR GタイプH」の全数。VALUESTAR Hは,折りたたみ可能なキーボードを付属して,液晶テレビ機能をウリにした機種で,VALUESTAR GタイプHはVALUESTAR Hと同等性能でNECのWWWサイト直販の機種だ。NECでは,不具合部品の交換が完了するまで,この2機種の販売を見合わせる。 不具合は,電源ユニットに使っている一部コイルが鉄芯部分の材質不良により高温になることがあり,その熱を受けた一部コンデンサが劣化していくというもの。こうした状態で使用を続けるとコンデンサが異常発熱し,発煙・発火に至る可能性があるという。NECでは