レバ刺し提供・販売 来月から禁止 飲食店・愛好家が反発 レバ刺しは7月以降、法律で提供が禁止される 「レバ刺し」として流通している牛の生レバー(肝臓)は「食中毒の発生確率が高い」として、国は7月、提供と販売を全面的に禁止する。違反した場合、懲役や罰金が科せられる可能性もある。飲食店や愛好家からは「過剰反応だ」と批判の声も上がっている。 レバ刺し禁止は、昨年4月に生肉の「ユッケ」が原因で発生した集団食中毒が発端だ。国は昨年10月、表面加熱の義務づけなど牛生肉の提供基準を厳しくし、同様に食中毒の恐れのあるレバ刺しについても法の規制を検討してきた。 仙台市は集団食中毒が発生する以前から飲食店に対し、レバ刺しなど肉の生食の提供自粛を求めている。市の担当者は「食中毒の原因となるカンピロバクターが牛の内臓で繁殖しやすいことは広く知られる。規制は遅すぎたぐらいだ」と説明する。今後、立ち入り調査などを