水産庁は7月から、国際的に漁獲規制が進む太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)の資源管理を強化する。水産庁が都道府県に毎年割り当てる沿岸漁業の漁獲枠について、現在の漁期(昨年7月~今年6月)の漁獲量が漁獲枠を上回った場合、超過分を来期の漁獲枠から一括で差し引く。この結果、今期の配分枠を大幅に超過している北海道と鹿児島県は来期の漁獲枠が実質ゼロになる見通しだ。 太平洋中西部のクロマグロの資源管理を行う国際機関「中西部太平洋マグロ類委員会(WCPFC)」は、日本の30キロ未満の小型魚の漁獲量を年間4007トンに制限。水産庁は国際規制を守るため、今漁期の沿岸漁業の漁獲枠を1739.2トンに設定し、都道府県ごとに漁獲枠を配分している。
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