安全なはずの学校給食なのに-。兵庫県神河町の学校給食に、国の流通基準を超えるカドミウムを含む米が出されていたことに、12日、保護者から怒りの声が上がった。県学校給食総合センターがサンプル調査の結果が判明する前に納品していた。センター幹部は「慢心があった」と謝罪。農業関係者らは風評被害を懸念する。 同町を含む市川流域では1970年代、上流にある旧生野鉱山(朝来市)を汚染源とするカドミウム公害が問題となった。同町では、地表の土を除去して、新たな土を入れる事業が1999年に完了していた。 ただ、土壌深くにカドミウムが残存しているとみられ、県の調査では、2005年と09年、一部で流通基準を超える数値が出ており、地元JAが出荷を取りやめる措置をとってきたという。 県学校給食総合センターも年3回調査していたが、同センターを所管する県体育協会の大西剛専務理事によると、検査結果が出る前の納品は常態化。この
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