選手にとってトレードはあまり良いものではないようで、MLBでは契約時に「トレード禁止条項」を加えたりする選手もいる。 しかし野球ファンにとって「トレード」は、いろいろな感慨を抱かせるものだ。サラリーマン社会では「転勤」や「配置転換」などがしばしばある。辞令1枚で生活が一変することがあるが、トレードはそれを想起させて、身につまされるものだったのだ。 山内一弘と小山正明の「世紀のトレード」 せっかくなので、球史に残るトレードの主な「収支」を見ていこう。今から考えると、どっちの球団が「得」をしたのか、いろいろ興味深い。いずれも移籍先に限定した通算記録である。 〇1963年オフ 大毎・山内一弘31歳⇔阪神・小山正明29歳 山内一弘(阪神/4年)487安打87本塁打276打点 打率.258 小山正明(東京・ロッテ/9年)140勝92敗2088.1回 防御率2.73 「世紀の大トレード」と言われた。山
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