◇国会公用車半減目標、現状14%減 ◇議員経費2割減目標、現状4%減 国民に負担を求める消費税増税の審議が衆院で大詰めだ。翻って国会議員の「身を切る改革」はどうなっているのか。議員たちがかつて約束・提起した改革のその後を調べた。【青島顕】 ■公用車は? 01年6月、与党3党(自民・公明・保守)の国会改革推進協議会が発表した改革案の目玉は「国会公用車を10年を目標に半減」。座長だった大野功統(よしのり)元防衛庁長官(自民)は「小泉純一郎首相の構造改革の中、国会も目をそらせなかった」と振り返る。 あれから11年、衆参両院事務局によると、衆院166台、参院113台の計279台だった公用車は今、衆院138台、参院103台の計241台と削減率は14%にとどまる。 大野氏は「委員長車は反対が出そうだったので、事務局車と一般議員の乗る政党配属車を減らす計画だった」と話す。事務局車は45台が20台になり目