銀塩カメラの統計指標が消えた。カメラ映像機器工業会(CIPA)は,毎月公表しているデジタル・カメラ/銀塩カメラの生産出荷統計の中で,2008年2月分の銀塩カメラの値を非公開とした。「集計上の規定を満たさなかったため表示できない」としている。 CIPAによれば,一般に,統計を公開するにあたっては,一定の数量規模があることや,1社のシェアが80%を超えないことなど,いくつか規定があるという。今回,生産台数/金額あるいは出荷台数/金額のいずれかでこうした規定に抵触したため,銀塩カメラ本体に関する数値すべてを非公開にした。ある統計区分が規定を満たさなかった場合,同区分の同年中の実績は公開しないという規定があるため,銀塩カメラの統計は少なくとも2008年12月分までは公表されないことになる。2009年1月分から公表を再開する可能性については「検討はする。ただし,規模の縮小が進む一方の市場だけに,20