東京電力は22日、福島第一原発の汚染水をためたタンクを囲む堰(せき)の3カ所から、内側にたまった水が漏れているのを新たに見つけたと発表した。21日にも、別の場所で最大1・6トンの水漏れが確認されている。東電は、土嚢(どのう)やビニールシートで水が地面に染み込むのを防ぐ処置をした。 21日と同じタンク群で1カ所、さらに南東にある別のタンク群の堰では2カ所で新たな漏れが見つかった。いずれも高濃度汚染水をためたタンクで、周りにある堰の土台のコンクリートのつなぎ目付近などから漏れていたという。 21日と同じ堰内の水からは1リットルあたり90~100ベクレルの放射性ストロンチウムが検出されていた。東電が定めた暫定的な排出基準の同10ベクレル未満を上回っており、周囲の放射性物質で汚染された雨水の可能性が高いという。南東の堰は20日の測定で同3・7ベクレルだった。
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