大阪市は24日、大正区役所の男性職員(30)と淀川区役所の女性職員(38)が橋下徹市長の戸籍を不正に閲覧していたと発表した。2人は「興味本位でやった」と話し、外部への漏洩(ろうえい)は否定しているという。市は個人情報保護条例などに抵触するとして、詳しく調べた上で処分する方針。 大正区職員は2011年の3月11日、10月5日、11月15日の3日間に橋下市長の戸籍を計5回、住所の履歴が表示してある付票を計3回、業務と関係なく閲覧した。また、戸籍担当になった10年4月以降、複数の有名人や自分の同僚の戸籍も不正に閲覧するなどしていた。 淀川区職員は昨年11月14日、橋下市長の戸籍と電子化前の戸籍を不正に閲覧したほか、同じ日に橋下市長の両親の戸籍を不正に検索した。担当になった昨年4月以降、有名人や知人の戸籍も閲覧していたという。