☆ 買取水準が高すぎると…? 非住宅用太陽光発電の買い取り価格についてのコメント。適宜更新します。 _ 買取価格として、42円/kWh・20年が検討されているようです(→追記:決定したそうです)。それまで流れていた話では「35~38円/kWh、15~20年」だったので、驚いています。また2008年のスペインのように、暴走するのではないかと心配しています。 _ またこの決定に際し、一部の方が3年も前のドイツの価格だけを例に挙げて関係者を煽られたとも聞いております。しかしドイツの買い取り価格はその後半減して20円/kWh程度になっています(&それでも普及が続いています)ので、もしもその話が本当でしたら、怒りを覚えます。(2012.9.12追記:→ドイツの買い取り価格の最新状況は、例えばPV-TECHのまとめで確認できます) _ 私の率直な感想は「高すぎ」ですが、それでも関係者が合意して決められ
☆ 太陽光・風力が変動しても… 太陽光発電や風力発電の出力は変動する、そんな電気は買い取る気にならん、というご意見をおみかけしたので、解説。 _ 確かに、太陽光や風力はお天気任せの発電です。1つ1つの発電所でみると、ものすごく激しく変動します。 「うへー、ほんとにこんなん使えるんかよ」って思いますよね。 でも、ここでちょっと考えてみて下さい。 太陽光発電や風力発電って、1カ所にドカーンと大きい発電所があるだけ、という訳じゃありません。比較的出力の小さな発電所が、何千何万個も、広い範囲(たとえば半径100kmとか200kmとか)に分散して設置されます。 これ全部が、一斉に変動すると思いますか? …しませんよね。場所がお互いに離れるにつれて、変動は同期しなくなります(相関性が低下する)。 実際、太陽光だと、こんな感じになります。 東電管内の20カ所ほどの出力を平均するだけで…。中央の赤線が平均
☆ 太陽光発電の市場動向関係の資料 比較手軽に入手できるものから。 ------------------ 注記: ・ここに示した資料での発電コストは、20年間稼働時の平均です。 ・他の国との比較をする時は日照量(発電量)・系統電力料金・利子率・架台・土地代等の条件の違いを考慮する必要があります。日照量の違い(例えばここ)でごく大ざっぱな換算はできます。詳細な検討なら、モジュール価格に付帯設備や工事費等を加えて算出し直されるのが無難。 ・個々のケースで売電益が出るかどうかは、設置条件や、その時の電気料金や買い取り価格に影響されます。ここでは論じていません。 _ ----------------- 太陽光発電は、生産量に応じて着実に価格が下がっています。 ・一番お金がかかるのが、モジュール(パネル)です。モジュール価格の推移はここの7ページ(もしくはここ(Solar Europe Indust
☆ ゆでガエル 日本のエネルギー用途の化石燃料の輸入額の推移をグラフ化。財務省の貿易統計から作成されたもの。 2009.12.21 出典の記述修正。 ほんの10年前までは毎年5兆円程度だったのが、23兆円にも増えている。主因は価格の上昇。実に4倍以上になっている。 こんなに増えてたら、国内の暮らしもきつくなって当たり前だろう。 _ 排出量の削減費用で騒いでる人達(特に、石油に縁の深い某研究所)が居られるけど、その方々には たった一年で国の金を18兆円も余計に流出させて何を言ってますか と問いたい。 _ 火力発電は、もう昔みたいに安くない。良く言われていた発電原価が「5円」というのは、原油生炊きの火力だと30$/バレル以下の価格水準に相当する(しかもこれは、排出権のコストを算入していない値だ)。つまり「火力の発電原価が5円」というのは昔の原油が安かった時期の話で、今は当てはまらなくなっている
さくらぃ工房(裏口) 櫻井啓一郎のホームページです。 ■ 壊れたら直そう日記 でも本人は直せません 随時更新 ツイッターのつぶやき一覧(Twilog) facebook ■道具箱 posttdiary-ex.rb : tDiaryにメールで投稿するツール ■ 工作室 電子れんじ? 壁掛け式間接照明の製作 パソコンGPS車載 全然更新なし ■ 写真館 気まぐれに撮った写真とか 時々追加。 ■ ショーケース1(著書) 単著 ・波に乗れ にっぽんの太陽電池 2009年2月24日頃発売。再生可能エネルギーの役割、太陽光発電のポテンシャルと共に、各国がそれらをどう活用しようとしているのか、限られた助成資金を活用するのにどういう工夫をしているのか、などを最新の動向を交えて紹介しています。 共著 ・トコトンやさしい太陽電池の本 第2版 2013年10月発売。太陽光発電全般の一般向けの解説です。普及の背景
☆ 太陽の影響? なんか古い釣り針垂らされたので食ってみる(ぱくっ、ぼりぼり)。 _ ・「ついにNASAが認めた!地球温暖化詐欺!」(ハム速) _ →これの元記事:Dailytech.comの2009年6月4日の記事。 この記事は確かに「人為的ではない」(not man)と銘打っている。 ところが、太陽による影響幅は0.1℃、とも書いてある。変だな。 _ そのDailyTechの記事からリンクされている元ネタにさらに飛ぶ。 →さらに元の記事:ScienceDailyの2008年5月12日の記事。 この記事では、「人為的ではない」などとは書いていない。さらに、太陽による影響幅は0.1℃程度と見られる一方、ここ1世紀の気温上昇量は0.6℃だと書いている。少なくとも残りの0.5℃(以上)は太陽以外が原因だということで(IPCC報告とも整合する)、DailyTechの記事タイトルはまるで逆の内容に
☆ 全文訳した 件の懐疑論への反撃について。 ざくっと全文訳したので置いときます。(原文はこちら。) 非公式訳ですが、UCSに転載許可を頂いています。また日本の専門家にも一読頂いて見つかった誤りは修正してありますが、簡単なチェックだけですので、ご利用は自己責任でお願いいたします。誤訳・抜けなどありましたら、適宜ご連絡頂ければ幸いです。 (最終更新:2010.5.2 22:50。バグ取り感謝>各位) _ Below is an (unofficial) Japanese translation of "Attacks on the Intergovernmental Panel on Climate Change Obscure Real Science", of which the original text was written by the Union of Concerned Sc
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く