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ブックマーク / yser-n.hatenablog.com (36)

  • 韓国の電力供給がやばい - 効エネルギー日記

    冬が厳しい韓国の電力供給が、北海道電力より厳しくなる可能性がある。韓国は電力公社が全体に対して送電を行っているが、その保有する発電所で、いま二基の原発が部品の保証書に虚偽記載があったことが原因で停まったままになっている。また、火力発電所の建設に遅れがあるために、供給力の確保が間に合っていない。原発が再稼働を許可されなければ、暖房用需要が増えると供給予備力がなくなり、広域で停電が起きる可能性があるという。送電系統の制御に問題があって、この夏にも大停電を起こしているが、厳冬期に向かう北海道電力の泊原発の停止とおなじような状況になっていて、このまま原発の稼動が認められなければ停電は不可避とまで言われている。 韓国の電力料金は日よりかなり安い。政策的に値上げを認めなかったからだが、そのために発電所の建設が円滑に進まなかったこともある。韓国内では政府のエネルギー供給計画の誤りだとする意見も強いが、

    韓国の電力供給がやばい - 効エネルギー日記
  • 勉強させて貰った - 効エネルギー日記

    今日大阪である会合に出た。そこで、スマートメーターの普及が日では遅れるだろうから、公表されてる数字80%を2017年度にという目標は達成できるはずがないと発言したところ、その比率は需要家件数に対する物ではなく電力需要の80%を意味しているのであり、需要量であれば可能かもしれないというコメントが出た。あらためて各国の目標や現状を説明した表を見直すと、日以外では全て需要家数に対してどれだけの比率で設置されるかという内容であるのに、日だけは電力需要量に占めるスマートメーター対象の比率となっていた。自分はこれに全く気付かず、需要家に対してのものだと思い込んでいた。電力需要量に対する比率だとすれば、大口の需要家のところにはすでにスマートメーターと同じ機能を持つメーターが何年も前から取り付けられている。そして、ネットで調べた情報では、全国ベースで見た場合、2011年度で全体需要に産業用大口電力が

    勉強させて貰った - 効エネルギー日記
    ruletheworld
    ruletheworld 2012/09/25
    なるほど。汚いなさすが電力会社きたない。供給義務とデカップリングするには、供給停止可能なタイプのスマートメーターの100%設置が必須。
  • 電気の販売促進? - 効エネルギー日記

    夏頃から関西電力の代理店だという会社からの電話が入るようになった。それも同じ会社ではなく幾つかあるようだ。内容は、電気代が安くなる制度がありますが利用しませんかというもの。夏のピーク需要を抑えるためにその時間帯の料金を上げ、その代わりに他の時間帯の料金を下げるというものだろうとは思ったが、それには電気ヒートポンプのエコキュートも含まれるのですかと尋ねると、それも入りますということだ。まだエコキュートの販売促進をしていることに驚くと同時に、盛んに節電をお願いしながら、電気代が安くなります、言い換えれば、沢山使ってくださいという販売促進をしていることに矛盾を感じた。ガスを燃料とする燃料電池「エネファーム」を使用していた時期もあったからお断りしたのだが、何か割り切れない感じがある。今後の原発動向は分からないとはいえ、長期的にゼロを目指す時代に入るのだから、オフピークであっても電力需要に対応する発

    電気の販売促進? - 効エネルギー日記
    ruletheworld
    ruletheworld 2012/09/25
    節電要請とはなんだったのか。
  • 当たり前を見直す - 効エネルギー日記

    奈良市役所の出張所へ手続きがあってでかけた。申請を終えて書類ができるまで見るともなく受付の壁に取り付けられてディスプレーを眺めていた。書類ができた人の番号が次々に表示される。その画面の下に紙が貼ってあるのに気付いた。そこに、節電のために画面の明るさを減らしています、それによって20%の節電効果があります、とある。別に見えにくいとは感じられない。ひょいと頭に浮かんだのが、性能を最高に示すのがサービスだと考えて、その効果を客観的に測定していなかったのではないか、ということだ。節電モードの画面でも市民に対するサービスには全く不足はないのに、明るさの設定を設置業者がしたものをそのまま受け入れたことで、電気の無駄遣いをしていたのではないだろうか。別に市役所を非難するわけではない。優れたサービスが導入されると最初は素晴らしいと思うが、時間が経つとそれが当たり前になる。サービスを上げるのに必要な限界消費

    当たり前を見直す - 効エネルギー日記
    ruletheworld
    ruletheworld 2012/09/25
    全くその通り。だが、電気をじゃぶじゃぶ使うのが文明だと抜かす、日本版アン・コールター脳どもの息の根を止めないと、この当たり前の考え方が当たり前にならない。
  • 大和郡山市からのコメント - 効エネルギー日記

    昨日書いたことに大和郡山市のエネルギー管理担当の方からコメントを頂戴した。反応の早さに驚くとともに、有り難く思っている。2008年12月2日に書いたことにもすぐ反応してくださったのだが、いつも検索をしておられるのか、あるいは常時この日記を見ていただいているのか確かではないが、やはり先進的な取り組みをしている自治体の姿を見たように思う。「庁舎蛍光灯エコ替の大和郡山市担当者です。PPSからの全庁電力調達入札も担当しております。当市は4月に入札予定でしたので、昨夏より全国のPPSに逆営業をかけておりました。やはり施設の負荷率(年間総使用電力÷契約電力÷年間時間(24h×365日))が少なければ少ないほどPPSも応札意欲が高まるようです。新聞ほど苦境というわけでもないのですが、初回の削減率(▲16%)がよすぎたため、今回はそれを上回るのは困難であろうと考えています。例の蛍光灯エコ替とPPS導入で導

    大和郡山市からのコメント - 効エネルギー日記
    ruletheworld
    ruletheworld 2012/04/06
    『蛍光灯エコ替とPPS導入で導入以前より年間▲740万円となり、電気代は2/3になりました』
  • ドイツの固定価格買取制度 - 効エネルギー日記

    ドイツで、太陽光発電設備(PV)の導入スピードが大きすぎるのを抑制するために、今年の1月に買取価格が10数パーセント引き下げられた。だが、それでも設置の拡大は止まらず、ドイツ政府は再度買取価格の引き下げを決めたようだ。その引き下げ幅は1月よりもさらに大きい。PVの設置の勢いが止まらないのは、中国から輸入されるパネルの価格下落が大きいからだ。現在の買取価格を維持すると、一般の電気料金が上がりすぎてしまうし、政府の補助金もどんどん大きくなってしまい財政を圧迫するからだ。具体的な数字は、10キロワット未満のPVは、現在kWhあたり19.5ユーロセントであるのを20.2%カットする。10〜1000 kWでは、現在の16.5セントから25〜25%、1000 kWを超える物は13.5セントから26%。1万キロワットを超える物への補助金はいずれまったくなくするようだ。また、小規模な物の買取は、発電量の8

    ドイツの固定価格買取制度 - 効エネルギー日記
  • 電線 - 効エネルギー日記

    電線工業会が工場やビルの電気を供給する電線について、新技術ではないが、新しい発想、電線の太さによるエネルギー効率の向上に取り組み始めている。電線は導体断面積を大きくすると抵抗が小さくなり、通電時の損失を抑えられる。直径を2倍にすれば断面積は4倍になるから太くする効果は大きい。しかし、これまでにある電線の設置規準は、安全の観点から作られていて、電気が流れる効率を上げるということはほとんど考慮されていなかったと聞く。同工業会が作った「環境配慮電流表」によれば、導体断面積を現行の2倍程度にすることによって、工場やビル内の通電ロスが現在の約4%からほぼ半分の約2%に低減できるようだ。太径化による初期投資の増分は、損失減によるランニングコスト削減により10年以内で回収が可能。 仮にすべてのビルや工場に適用した場合、100万キロワット発電所3〜4基分に相当する、年間200億キロワット時の省電力効果

    電線 - 効エネルギー日記
    ruletheworld
    ruletheworld 2011/12/12
    『太径化による初期投資の増分は、損失減によるランニングコスト削減により10年以内で回収が可能。仮にすべてのビルや工場に適用した場合、100万キロワット発電所3~4基分に相当』
  • コージェネレーションの市場拡大 - 効エネルギー日記

    ガス協会は27日、2030年に向けた天然ガスの普及拡大目標を発表しました。コージェネレーションは現状の460万キロワットから3千万キロワットと6倍以上に、産業用熱需要に占める割合は10%強から25%に高めるということです。ここ数年、天然ガス価格の上昇によって、コージェネレーションはほとんど設置が進んでいませんでした。しかし、東日大震災後、単純な価格比較ではなく、工場などのエネルギー供給の確保といったものに価値が大きくなったので、今年は販売量が急増していると聞きます。熱需要があるところでないとエネルギー効率が高いという真価は発揮できないので、工場などの他、病院など来的に熱需要が高いところで設置が進むでしょう。おそらく停電時にも稼動ができるようなものに関心が高いはずです。 コージェネレーション以外にもガス空調は現状の1300万冷凍トンから2600万冷凍トンに、家庭用燃料電池は2万台から

    コージェネレーションの市場拡大 - 効エネルギー日記
  • 点滴 - 効エネルギー日記

    今回の大手術後、身動きもできない当初、10を超える点滴のチューブにつながれていました。そこで気づいたのですが、一に一つずつ投入量を制御する電子機器がついているということでした。これまで点滴は液体の自然の重さを利用して身体に入れるものだと思っていましたが、大きな間違いであることを知ったのです。その電子機器は賢くて、何か異常があると警報を出します。自分が居たのが救急救命センターの部屋で、20近いベッドがあって、どれかがピーピーと音を立て、看護師が確認に行き必要な操作をするので、自分のベッドが部屋の騒音の主因となることもありました。 さらに気づいたのは、一つ一つが電気コードでコンセントに接続され、明らかに常に交流・直流変換が行われ、そこで変換ロスが発生しているということでした。直流用のプラグがあるものもありましたが、利用されてはいません。大病院になるとこの機器が大量に常時使用されています

    点滴 - 効エネルギー日記
  • カリフォルニアのエネルギー消費 - 効エネルギー日記

    カリフォルニアはここ数年、米国のエネルギー効率を評価する機関のスコアーでトップでした。ところが最近発表されたスコアーカードで、マサチュセッツ州にその座を奪われて2位になっています。全体評価と各州別のエネルギー効率政策、電力消費、輸送などと各部門をランキングし、その総合評価ということだから、その基準によっては変動する要素もあるし、日との比較も難しいでしょう。しかし、カリフォルニアでは電力がジャブジャブ使われていると思っていたが、記憶する報道資料で、一人当たり電力消費で見ると日はカリフォルニア州のそれより多いということでした。 今回の発表で示されたトップテンは、マサチュセッツ、カリフォルニア、ニューヨーク、オレゴン、ヴァーモント、ワシントン、ロードアイランド、ミネソタ、コネチカット、メリーランドとなっていますが、5位が三つ同スコア、8位が2つ同スコアとなっています。その内容を詳細に見たわけ

    カリフォルニアのエネルギー消費 - 効エネルギー日記
    ruletheworld
    ruletheworld 2011/10/26
    おぉ、復活されてる
  • 「効エネルギー」日記読者の皆様へ - 効エネルギー日記

    山藤泰の三男、山藤卓実と申します。 父の「効エネルギー」日記をご愛読いただき、心より感謝申し上げます。 先日8月14日、父が心筋梗塞で緊急入院しました。肺炎を併発し手術を行おうにも危険な状態が続きましたが、11日間の内科処置を経て、ある程度の安定までこぎつけ、日25日、約6時間の手術をどうにか乗り切ることができました。とはいえ依然気を抜けない状況が続いております。当分は外部と連絡が取れる状況ではないため、この日記も休載がしばらく続きますこと、あしからずご了承ください。 このような折ではありますが、父の著書『よく分かる最新スマートグリッドの基と仕組み』第2版が秀和システムから出版されました。 初刷が父の手許に届いた翌日が発症の日であったため、来ならば人からお知らせしていたはずのところ、かないませんでした。それでもぜひブログ読者の皆様にお知らせしてほしいと要望を受け、代理としてご案内申

    「効エネルギー」日記読者の皆様へ - 効エネルギー日記
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    ruletheworld 2011/08/27
    なんと
  • ナトリウムイオン電池 - 効エネルギー日記

    住友電工がリチウムではなく、価格の安い、また、入手が容易なナトリウムのイオンを使う新型の蓄電池を開発したと報じられている。価格が電気自動車用のリチウムイオン電池より価格が10分の一で1キロワット時あたり2万円。いまリチウムフィーバーになっているが、この商品化が2015年だというから、それまでにリチウムイオン電池の価格が大きく下がらなければ、このナトリウムイオン電池が市場を席巻するかもしれない。ナトリウムを含んだ化学物質が高温で溶けている「溶融塩」が材料となる。日碍子のNaS電池と同じだが、京都大学と共同で、溶ける温度を摂氏57度と低くするのに成功したことで取り扱いが容易になったそうだ。エネルギー密度が一般的なリチウムイオン電池の約2倍。ただ、溶ける温度が低くなったとはいえ、常に摂氏80度を維持しなければならないのは課題となる。しかし、NaS電池のように3〜400度と比較して遙かに低いので

    ナトリウムイオン電池 - 効エネルギー日記
  • 日本のスマートメーター - 効エネルギー日記

    報道によると、経済産業省はスマートメーター(次世代電力量計)に求める双方向通信機能を、今後10年程度は遠隔検針や計測データの収集・発信などに絞り込むことが適当との考え方を示した。電気の需要家に電力消費量を通信で知らせて自動的に空調機などの電気機器の稼動を制御するという高度のスマートグリッド機能は持たせないと言うことだ。需要家にはおそらく個別にウエブなどで電気の消費状況が分かるようにするだろうが、どれほどの時間間隔で測定するかによっては、非常にラフな情報しか得られないことになる。 記事を読むと、日でスマートメーターに期待されているのは、太陽光発電の制御にあるようで、まだ系統に大きな負担となるほど普及していないという現実を踏まえてのことだという。しかし、電気の消費抑制は、太陽電池の普及以上に地球環境対応としても重要なものだ。消費抑制に格的取り組みをするのが10年先でよいのだろうか。 この記

    日本のスマートメーター - 効エネルギー日記
  • カリフォルニアが蓄エネルギーを義務づけ - 効エネルギー日記

    米国政府が2025年までに自動車の燃費性能を最高で1ガロン当たり62マイル(1リットル当たり約26キロメートル)に高めるという長期目標を設ける規制強化の素案を発表した。それと時を同じくして、環境政策で常に先頭を走っているカリフォルニア州が9月末、電力事業に蓄エネルギーを義務づける法律を制定した。California Energy Storage Bill AB 2514がそれだ。これは必ずしも蓄電池の設置を意味するものではないが、それも含めて風力発電と太陽光発電のような自然現象によって起こる出力の変動を何かの形で平準化させるために、エネルギーを、蓄電池に蓄えるだけではなく、熱なり圧力なり、位置のエネルギーに変えることを電力会社に義務づける。 カリフォルニア州で風がよく吹くのは夜。これはカリフォルニア・インターコネクション・システム・オペレーター(CISO)のウエブを見るとよく分かる。この風

    カリフォルニアが蓄エネルギーを義務づけ - 効エネルギー日記
  • 石炭のケミカルループ燃焼 - 効エネルギー日記

    電気新聞の報道によると、石炭を燃料に発電所から二酸化炭素(CO2)を回収しやすい技術として、欧州を中心に「ケミカルループ燃焼」への関心が高まっているそうだ。金属の酸化・還元反応による炎を伴わない燃焼で、かつて日が研究を先導したが衰退。最近になり欧米で実証プラントが建設されるなど、あらためて脚光を浴びつつある。発電所のCO2回収・貯留(CCS)が義務化されれば経済性も改善するため、将来の新設における選択肢の一つとして動向が注目される。金属の化学反応での発熱反応を使えば確かに炎なしで高温を作り出すことは理屈として可能だとは思う。 ケミカルループ燃焼では金属酸化物を石炭や天然ガスといった燃料で還元し、CO2と水を発生させる。還元された金属は空気を吹き込んで再び酸化し、繰り返し(ループ)反応させるというもの。反応からは最大1千度超の熱が生じ、タービンを回して発電できると説明されている。日で20

    石炭のケミカルループ燃焼 - 効エネルギー日記
  • 再生可能エネルギーを中核エネルギーに - 効エネルギー日記

    EUでは、風力発電を中心とする再生可能エネルギーを、これまでのように補完的なエネルギーではなく、中核エネルギーとして考えようとする意見が多くなっているという。昨年はEUにおいて新設された発電設備の総容量の中で、再生可能エネルギーによるものの比率がもっとも高かった。ただ注意すべきことは、発電能力であって発電できた電力ではなく、風が吹かなければいくら発電能力が大きくても意味がない。太陽光発電についても曇りばかりでは発電量は落ちてしまう。しかし、EU諸国は2020年にはエネルギーの20%を再生可能エネルギーにしようという目標を達成しようと努力している。その主力は風力発電で、今後は洋上風力発電に主力が移行するだろう。この段階で再生可能エネルギーを中核エネルギーに考えようということは、風力発電だけでなくバイオマス発電や海流発電など発電が制御しやすいものも含めて考えるとともに、スマートグリッドを広くE

    再生可能エネルギーを中核エネルギーに - 効エネルギー日記
  • 炭酸ガス利用の太陽熱給湯器 - 効エネルギー日記

    いつも悪者扱いされている炭酸ガスを利用して、太陽エネルギーの変換効率を大幅に上げた業務用太陽熱給湯器を、工業用炭酸ガスなどを生産する昭和炭酸が開発した。2011年を商品化のめどとしている。炭酸ガスは熱を吸収しやすいために地球温暖化の原因の一つともなっているのだが、その特性を利用して、現在使われている家庭用太陽熱給湯器の2倍の熱を取り入れることができるそうだ。 この新しい給湯器は、集熱部、熱交換機、貯湯タンクで構成されている。集熱部は2重のガラス管に炭酸ガスを高圧で封じ込めた直径7〜8ミリメートルの細いステンレス管を通した構造を採用している。資料を調べると、7.382MPaの圧力で液化し、温度が摂氏31.1度以上では、いくら圧縮加圧しても気体状態を維持する特性を持つ。内側のガラス管には赤外線を吸収しやすい黒色樹脂膜を貼り付けて太陽熱を吸収し、それを熱伝導性が高いアルミニウムでステンレス管に伝

    炭酸ガス利用の太陽熱給湯器 - 効エネルギー日記
  • 住宅用ソーラー - 効エネルギー日記

    今日受信した日経BPのECO Japanメールの記事に、住宅用ソーラー格普及の前にトラブルを防げ、という記事がある。現在日で約38万戸に設置されているという住宅太陽光発電システムは、いままで、個別に分散して取り付けられてきたが、一つの地域に数百戸単位でソーラーが取り付けられるケースがこれから出てくるだろう。そうすると街全体ではメガワットクラスの発電量となる。NEDOはこのような集中設置によって系統にどのような影響が起きるかを調べている。実験の場は、群馬県太田市の新興住宅「大砲光発電のまち」と呼ばれるところで総数553戸。その結果がこのメール情報で紹介されている。 取り付けられたソーラーからの発電量をその家で消費しきれなければ、それは系統に逆送されて電力会社が買い取る形になっている。この状態が街全体に起きれば、その地域に電力を供給する系統の電圧が上昇する。そして、電圧管理値の上限を超え

    住宅用ソーラー - 効エネルギー日記
  • 二酸化炭素排出量前年比2.7%増 - 効エネルギー日記

    どの新聞にも出ているだろうが、メモ代わりに書くことにした。日国内の排出量は2007年度に前年比2.7%増の12億1千800万トンとなり、2年ぶりに増加に転じた。当然のことながら、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所万キロワットが停止するなど、原発の稼働率が低下して、化石燃料を使う火力発電所で代替したことが響いたと報道の解説に述べている。代替した発電所の中には古くて発電効率の低いものも多かったはずだから、排出増加量も多かっただろう。原発の設備利用率が約60%と前年度より10%低下している。設備コストの高い原発は、定期点検を除いて可能な限りフル稼働させなければ発電コストも下がらない性格のものだから、東電が赤字に転落したのもそのせいだ。政府の京都議定書目標達成計画では、原発の設備利用率を80%台後半と想定している。現実とはかけ離れた状況を改善するのは難しいだろう。 エネルギーの消費量自体は15,85

    二酸化炭素排出量前年比2.7%増 - 効エネルギー日記
  • 下水処理水から高純度リンの回収 - 効エネルギー日記

    (ある必要性があって、このところ「です、ます」文章を試みていたのですが、慣れないせいもあって書きにくいときもあるし、読みにくいという評も貰ったので、元の「である」の形に戻してみます。どちらが良いかしら。) 下水処理場に集まる水の中にはいろいろな形のリン成分がある。下水処理後の水にリン酸として溶けているリンを回収するシステムを、旭化成ケミカルズと日下水道事業団が開発した。その方法は、新しく開発した微細な穴が無数にある吸着剤を使うやり方だ。吸着剤はセラミックスと樹脂からできていて、直径は約0.6ミリメートル。水中に含まれるリン酸を選択的に吸着する。これによって回収したリン酸にカルシウムを加えると、リン酸カルシウムとして分離できる。分離後はこの吸着剤は繰り返し使用することができるとのこと。 問題はどの程度回収できるかだが、リンの含有率は16%で、高品位の天然リン鉱石と同じで、カドミウムや水銀、

    下水処理水から高純度リンの回収 - 効エネルギー日記
    ruletheworld
    ruletheworld 2008/10/24
    中国はこれ買えよ