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2009年6月8日のブックマーク (12件)

  • 二つの顔を持つ神 - もじのなまえ

    幸いなことに先週末に掲載した絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第4回は好評をもって迎えられた様子。ブックマークしてくださった方々が、さきほど確認したら360人。これは第1回の693人には及ばないものの、第2回、第3回を上回る数字であり、素直に喜んでいる。 また、ネット上でも拙文に触れてくださる方々が大勢いらっしゃり、折りにふれて楽しく拝見している。こういう場合、書いた人を触発するという意味では、肯定するよりむしろ批判する文章の方に軍配が上がる(もちろん誉めてくれるのは無条件にうれしいのだけれど)。 「そうか、こういう考え方があったのか」「そういう受け取られ方をしたか」ということです。こうした直言は親しい人や編集者はなかなか言ってくれないことだから、なるべく素直に受け止めたいと思っている。誤解や曲解も含め、あらゆる反応は筆者にとって良い糧になりうる。鰯や秋刀魚のように骨まできれいに

    二つの顔を持つ神 - もじのなまえ
  • U と V(2) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

    最近、いつも手元に置いておくがあります。寝る前に読んだりもします。『會津八一書論集』(長島健編・二玄社)で、新潟市の會津八一記念館にいる Y さんからいただいたものです。多くは昭和20年前後の講演速記とか講義記録です。その内容がじつに痛快で面白い。 會津八一 (あいづ・やいち、1881–1956)は日の書家、歌人、文学博士で美術史家です。早稲田大名誉教授でもありました。バーナード・リーチとも親交があったようです。そういう学識を持ちながら、日の書道に関して、講演でこんなことを言う人でした。以下、からちょこっとだけ引用します。 「字といふのはどこまでも平明に書かなければならぬ」 (同じ字でも読みようが違うとか、別の字でもほとんど同じに見える公卿の仮名のまぎらわしさについて) 「まちがったら手をたたいて笑おうと思って待ってをる人があるやうな気がして、おっかなくて読めない。(中略)さういふ

    U と V(2) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」
  • 新常用漢字 新聞協会は漢字をいじくりまわして、何がしたいのか?

    新常用漢字表においては、一点しんにゅうで統一されている現行常用漢字の中に「、」など二点しんにゅうの文字が混在することになります。偏の「、餌」なども同様です。漢字を教える場合、「これは二点しんにゅうで掲げられているけれど、書くときは一点しんにゅうでよい」というのは分かりにくく、「それならなぜこの字は一点しんにゅうにしないのか」という疑問が出るのは当然です。 ( 新聞協会、「『新常用漢字表(仮称)』に関する試案」への意見、p. 3) 何を言っているのか。手書きの楷書体などでは、確かに之繞の点は1点で書くのが普通だ。しかし、印刷書体の明朝体ではそれは2点で表現するのが伝統である。それを無理矢理に変えたのは当の常用漢字だったではないか。 「それならなぜこの字は一点しんにゅうにしないのか」だと? よくもこのような破廉恥なことが言えたものだ。漢字文化に対する傲岸不遜この上ない。それならば、こう言お

  • 50 Useful Icons For Your Next Design [Free Sets] — Smashing Magazine

    Beautiful and free icon sets always come in handy. Used properly and moderately, icons can be helpful to provide users with memorable metaphors and illustrations that would provide a visual support for otherwise unspectacular text blocks. For instance, in web applications memorable icons can be very helpful as they can make it easier for users to memorize how to perform some specific task or where

  • 【ハウツー】「QuarkXPress 8」徹底攻略 -知ると便利なQuarkXPress 8のチップス(PART8) | クリエイティブ | マイコミジャーナル

    『QuarkXPress 8公認ガイドブック』(弊社刊) 数回に分けて展開している「QuarkXPress 8」徹底攻略。今回も「QuarkXPress 8公認ガイドブック」(弊社刊)の筆者のひとり冨山詩曜が、「3.3」、「4.1」などの旧バージョンのユーザー向けに、QuarkXPress 8の便利なチップスを紹介する。8回目となる今回は、QuarkXPress 8のジョブジャケット機能について解説したい。 QuarkXPress 8のジョブジャケット機能 QuarkXPress8の新機能「ジョブジャケット」は、「リソース管理」と「レイアウトの評価」の、大きく2つに分かれる。 例えば、雑誌編集にはスタイルシートが付きものだ。あるとき「クォークゴシック」というフォントが発売され、ある重役の目に留まったとしよう。そして、今回の号からフォントを替えるようにとの至上命令が下り、編集スタッフたちは既

  • 宮里文崇 | feoh design|note

    CI・VI・BIとは - ロゴやマークのデザインの話 CIとはCIとはコーポレート・アイデンティティ Corporate Identity の略です。直訳すると「組織の固有性」、簡単に言えば、見れば「アレだ」と認識できるもののことです。ヒトの場合はその外見・顔で「そのヒトだ」と判断できますよね。それと同じように組織をパッと見で判断できるようにするもの、簡単に言うとシンボルマークやロゴタイプの事です(それでけではないですが、後述します)。赤地に黄色の大きな M を見れば、「あぁマクドナルドだ」と判りますよね。そういったものです。

    宮里文崇 | feoh design|note
  • 『漢字整理案』「許容体案」9頁 文部省普通学務局 大正8年7月: ほぼ文字についてだけのブログ

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所

  • 『漢字整理案』「許容体案」8頁 文部省普通学務局 大正8年7月: ほぼ文字についてだけのブログ

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 「於」の偏を「てへん」にするのには反対。片仮名の「オ」が「於」からできたことからもわかるように「方へん」は通用体では「オ」の形になる。「てへん」のようになるのは「オ」の形が略されたもので「てへん」ではない。 「昼」は「晝」の草体からできた略字。 さすがに「書」を「晝」と同様に略すことはなかった。 「朋」の略字は不採用。 「案」の許容体案は採用した方がよかったと思う。ただし「木」の最終画は払わない。 「条」は「條」の略字で古くから書かれており、空海も書いている。ただし許容体案

  • 常用漢字がかわれば漢字教育もかわる - 明窓浄机 YAMAMOMO

    2009/06/07 當山日出夫 おがたさんの「もじのなまえ」でのコメント takeiさん http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20090602/p2 たとえば「吉」なら上が短くても字種は同じですが、「土」と「士」では明らかに字種が違う。「未」と「末」もそう。これをどうやって小学校低学年に教えますか? 不急かつ複雑な記憶事項が増えるだけです。 ざっくばらんにいえば、手で文字を書くのが主流であった時代、「土」「士」の区別は、 「土」には、「てん」を付加する 「士」は、そのまま だいたい、筆で文字を書いて、線の長さの長短をきちんと区別するというのは、どだい無理なはなし。特に、近世の、実用的な書体においては。 ・手書き書体と活字とでは、字体が異なる これは、言い尽くされている。だが、忘れがちなのは、 ・字体の区別の方式も異なる という点である。 これを、いまさら、昔にもどせ

    常用漢字がかわれば漢字教育もかわる - 明窓浄机 YAMAMOMO
  • 変換の難しい漢字を入力する - 名もないテクノ手

    読めない漢字って結構あります。読めないと入力できないのは「かな漢字変換」を使う人々の悲しい運命です。ってことで、InDesignで難しい漢字を入力する方法のおさらい。新入社員さん必見です^^ <でもそんな人が読んでくれているとは思えない...orz 探す まず、その字を探さなくちゃいけません。といっても字形パネルから全文字を見ていくのでは、日が暮れます。その前に目がつぶれます。 最近の漢和辞典はUnicodeが書かれているので、辞書を引けばいいのでしょうけれど、こちらも前近代的です。 ATOKには手書き文字入力機能がありますが、ATOKが入っていないかもしれません(わたしも使っていません)。 お〜まちさんが公開されている「InDesign用 部首別字形セット」を使うのもひとつの手です。ただし、字形パレットがちょっと重くなってしまうので、常時入れておくのはおすすめしません。 最近、こんなサイ

    変換の難しい漢字を入力する - 名もないテクノ手
  • 漢字要覧(明治41年5月〈国語調査委員会〉) - なんでやねんDTP・新館

    ちょっと調べることがあって、文化庁の国語施策情報システムのHPからダウンロードして置いたままにしてあった『国語施策沿革資料11:漢字字体資料集(諸案集成1)』の「1. 漢字要覧(明治41年5月〈国語調査委員会〉)」を読んでいて、漢字に関して特に系統立てて学んだ経験のない私には面白かったので紹介しておく*1。 書は解説によれば「漢字について、その一般常識(同書の凡例によれば、専門の学者を対象としたものでなく、中等教育程度において必要な範囲)を知らせる目的で編纂されたものである」。 ●その凡例部分(切り貼り) 目次は、 第一 漢字の創製及び構造 第二 漢字の変遷及び字体 第三 字音及び字訓 第四 熟字 第五 邦仮借字 第六 邦製作字 第七 邦転用字 からなり、巻末に歴代変遷の字体を図示してある(旧字+片仮名書きを改めた、以下同)。 以下、内容の一部を紹介する。 ●「第二 漢字の変遷及び

    漢字要覧(明治41年5月〈国語調査委員会〉) - なんでやねんDTP・新館
  • ひらがなだいぼうけん - 生活日報

    宮下すずか(著)、みやざきひろかず(絵)「ひらがなだいぼうけん」児童文学の芥川賞、第19回椋鳩十児童文学賞を受賞した作品。らっちゃんがを開いたままにしていなくなると、書かれているひらがながそれぞれ個性をもってしゃべりだしたり動き出したりする話が3収録されている。のっけから、使用頻度でケンカしていて笑えた。「は」は使用頻度が高くて、忙しい忙しいといいつつ、使用頻度の低いほかの字をバカにしている。当然他の字はその態度にハラをたてる。活字のウマも、使用頻度が高いと、室の広さが露骨に違う(「の/は」は広い)ので、こういう軋轢が積年の恨みとして仮名の間にあってもおかしくない、と思った。文字をテーマにした絵はいくつかあるが、ここまで各文字のキャラの強くてアグレッシブなのは初めて読んだ。文字っ子必読。文はリュウミン。