パキスタンの民放ドーンニュースは19日、北西部部族地域の北ワジリスタン地区で18日にあった米国の無人機爆撃で、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバン一派の幹部の息子が死亡したと報じた。連携するパキスタンのイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」が確認したという。 死亡したのは、国際テロ組織アルカイダとつながりが深いとされるハッカニ幹部の息子。同ニュースによると、爆撃の標的は一派の実権を握っている別の息子で、米国が500万ドル(約4億5千万円)の賞金を懸けて行方を追っている。 パキスタンでは今月、タリバンナンバー2とされるアブドルガニ・バラダル師ら幹部の拘束が相次いでいる。(共同)