大阪・茨木市にあるビール工場の跡地で、弥生時代後期に掘られ たと見られる縦2メートルから3メートル横1メートルほどの長方形の穴が120あまり見つかり、何に使われていたのか、注目されています。 弥生時代後期にあたる2世紀ごろの穴が多数見つかったのは、茨木市のJR茨木駅の南側にあるビール工場の跡地です。 茨木市教育委員会がことし5月から発掘調査を行ったところ、あわせて120あまりある長方形の穴が、南北80メートルにわたって列になって掘られているのが見つかりました。 穴の大きさは、縦2メートルから3メートル、横1メートルほどで、お墓やゴミ捨て場など、これまで見つかっている同じ時代の穴の用途には、当てはまらないと見られるということです。 弥生時代に詳しい同志社大学歴史資料館の若林邦彦准教授は、「今回のように、きれいに列をなした穴が見つかったのは、国内では例がない。何に使われていたのか、非