【ニューデリー=小暮哲夫】政府軍と武装組織「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」との内戦が最終局面を迎えたスリランカ北部の状況について、国連は16、17の両日、LTTEによる住民の移動制限や子供兵士の徴用を懸念する声明を出した。「LTTEが住民を盾にしている」との国内外の懸念を裏付けた形だ。 16日の国連スリランカ事務所の声明では、「LTTEは積極的に住民の避難を妨げ続けている。報道によると、避難しようとする住民らを銃撃し、時には殺害している」と批判した。国連児童基金(UNICEF)も17日、「LTTEが住民の強制徴用を強化し、14歳くらいの子供たちを標的にしている明らかな兆候がある」との声明を発表。03年から08年末までにLTTEによる6千人の少年兵士の雇用を確認したともしている。 国防省の発表では、LTTEの支配地域は、北部ムライティブ県の100平方キロ程度に縮小。LTTEが政府
12月8日、タリバンがアフガニスタン国土の72%に存在するとシンクタンクが発表。写真は同国で展開する米軍部隊。10月に撮影(2008年 ロイター/Ahmad Masood) [カブール 8日 ロイター] 国際シンクタンクのインターナショナル・カウンシル・オン・セキュリティー・アンド・ディベロップメント(ICOS、旧センリス・カウンシル)は8日、アフガニスタンで武装勢力タリバンが恒久的に存在する地域は国土の72%に及ぶとのリポートを発表した。 「恒久的に存在する」の定義は、年間を通じて週平均1回以上、過激派による攻撃が発生していることとしており、昨年の54%から拡大したという。 これに対し、北大西洋条約機構(NATO)のスポークスマンは「同リポートの数字には全く信ぴょう性がない。タリバンは現在、南部と東部に存在するだけで、既に国土の50%未満だ」と述べた。 安全保障のアナリストらは、ICOS
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