石巻市は女川原発で事故が発生した状況に備え、立地する牡鹿半島に新たな避難道路を計画している。半島を南北に走る県道2路線を結ぶ横断道路で、県に整備を要望する。東日本大震災による福島第1原発事故を教訓に、住民が迅速に避難できる環境を整え、災害時の安全確保策を充実させる狙い。 計画しているのは、県道女川牡鹿線の大谷川浜と県道石巻鮎川線の小積浜をつなぐ約2キロの区間。数十年前に整備された林道2路線があるが、徒歩でしか通れず、現在はほとんど利用されていない。 大谷川浜側は寄磯浜、前網浜など6集落があり、いずれも原発から5キロ圏内。原子力規制委員会が示した指針では、炉心損傷などに至った段階で即時避難が求められる。 現状で大谷川浜から小積浜に行くには、女川牡鹿線で南下して、大きく迂回(うかい)する。道幅は狭く曲がりくねった箇所があり、災害時は崩落などで通行止めになる可能性が高いという。 北側に向
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