【5月15日、さくらフィナンシャルニュース=東京】国立国会図書館は15日、同図書館内ネットワークシステムの運用管理業務の委託先である日立製作所(東・名:6501、以下「日立」)の社員が、業務遂行のために与えられた権限を利用し、同図書館の内部情報を不正に閲覧・複写、取得する事件が発生したと発表した。 国立国会図書館によれば、3月27日に同図書館内ネットワークシステム運用管理者である日立社員が、同図書館の業務用サーバ内に置かれた職員専用フォルダに不正にアクセスし、内部情報を閲覧していた事実を同図書館職員が発見。同図書館は、日立に対して徹底調査を指示し、当該社員の更迭、証拠の保全等を求めたという。 日立は即日調査を開始。国立国会図書館でも副館長をトップとする調査検証委員会を設置し、同社から調査結果の報告を受けるとともに、同社に対して要調査事項を指示するなどして、同社が適切な調査を行うよう継続的に